見出し画像

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!!  閑話8 東京土産

東京土産

地方に行く際に一番頭を悩ますのが 手土産。
東京駅や羽田空港では買いたくない。地方でも手に入るものは選びたくない。もっと言えばネットでも買えない、東京に居なければ買えない手土産が理想。しかしこれは超難問になってきている。少なくとも地方の百貨店の催事で手に入る手土産はためらう。
そうなってくると本当に見当たらない。あったとしても日持ちのしない物が大半。本当に難しいと思っている。どなたかお勧めを教えて欲しい。

買って、その足で地方に行き渡せるなら、赤トンボのサンドイッチか。赤トンボのサンドイッチはおそらく何処の催事にも出店しないと思う。昔、それこそ子供の頃から食べ慣れている味。昔はサンドイッチを売っているお店は見当たらなかった。パン屋で売っていた記憶が無いし、ましてやコンビニは無かったから。サンドイッチを買ってきて家で食べるのを初めて赤トンボで体験したのだと思う。今は日本橋高島屋と新宿の高島屋でしか買えなくなった赤トンボのサンドイッチ。東京からの手土産としてはかなりいいのでは。

東京都湯島天神下 つる瀬本店 の むすび梅もその日に手渡しできるのならありだろう。つる瀬では、豆餅が個人的には一番なのだが、豆餅は本当に日持ちしないのでむすび梅をえらぶ、シンプルな小型のおこわ。関西のとん蝶と同じ系列。むすび梅も地方では恐らく買えない商品だと思う。

日持ちのする東京からの手土産は、基本ネットで購入できるので、これまた悩む。悩んだ末にセキネの焼売を選んでしまう。崎陽軒は横浜の名物。東京は昔からセキネ。だと思っているのだが、どうだろうか?
 セキネは肉まんがメインだと思うが、焼売、そして肉団子と酢豚がお得なお値段で売られている。ただし酢豚や肉団子は赤羽のセキネに行かないと売っていない。淺草の店舗は縮小されて肉まんあんまんそして焼売のみの販売となってしまった。

手土産は出来る事なら軽い物がいい。「舟和の黄金色の芋金貨」は軽い、そして東京を代表する舟和の芋羊羹の味が楽しめる。芋羊羹をそのまま薄い煎餅にしたもので、サツマイモと塩しか使用していない。結構癖になる。壊れやすいので通販はしていないと思う。

通販をしていないといえば老舗銀座ウエストのリトルリーフパイ。羽田や東京駅大丸でも買えるのだが、その希少性を知らない人は買わない。

以前はお店に行かないと買えなかったがどうやら百貨店の通販でリトルリーフパイは通販をしているらしい。 普通のリーフパイは機械で作るが、小さいリーフパイは全て職人さんの手作りだとうたっている。そしてサイズや量の割に高い。だからリトルリーフパイはその価値を知らない人に渡す手土産では無い。喜んでくれる人にだけ買っていきたい手土産だ。

※写真はつる瀬 http://tsuruse.jp/tearoom/  より

ここから先は

0字
地域で頑張っている人たちと一緒に学びたい。 全国の生産者を知る、食いしん坊の亀田武嗣のおいしい情報を掲載していきます。

年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?