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刺身や寿司にこだわらずフィッシュアンドチップスを考えよう

フード天国タスマニア。タスマニアビーフは有名ですし、牡蠣やタスマニアサーモンに代表される新鮮な魚介類、地ワイン、地ビールなどの酒類、実に新鮮で多様な食材に恵まれています。
そこで抜群に美味しい魚介類を頂いて考えた話です。どうぞお付き合いください。


海のお魚を食べられるのは恵まれたこと

豊かな漁場と、多様な調理法を持つ日本にいると、お魚を食べることは当たり前のことに感じますが、世界では意外にそうでもありません。海から離れた立地ではそもそも川魚しか取れないとか、コールドチェーンが十分に発達していない地域では冷凍魚も手に入らなかったりします。

私の話をすると、米国在住時にお魚高いし鮮度がイマイチですよね、みたいなお話をしたところ、その方が米国中部お住まいでしたので
「私の住まいのあたりでは冷凍サーモンばっかりだよ。生の丸魚が手に入るだけいいよ。」
とお叱りを受けたのを鮮明に覚えています。

その点、オーストラリアは主要都市が沿岸部に位置しており、特にシドニーは世界的にも相当大規模な魚市場があります。タスマニアはそもそも離島ですし、非常に新鮮な海産物が流通しています。

ホバートMuresは五毛作ビジネスのレストラン

そんなタスマニア州の州都、ホバートにMuresというお店があります。
ここは2階はフルサービスのシーフードレストラン、1階はセルフサービス形式のファストカジュアルレストランとオイスターバー、アイスクリームショップという複合携帯です。魚自体の販売もしているので、合計五毛作の商売ですね。よく出来ています。

ヨットハーバーなどの港湾部にあるMures

冒頭の鯛はMuresの鮮魚売り場で販売されていたもの。一目で新鮮であることが分かります。これは期待できます。

写真からその美味さを感じてほしい

焼き鮭が大好物の娘に、タスマニアサーモンのグリルを注文しシェアしたのですが、肉厚で火入れの具合もよく、本当に美味しい!

タスマニアサーモンのグリル 29AUD

何よりびっくりしたのはタスマニアオイスターです。1つ3AUDでこの新鮮さ。ミルキーな滋養の塊が口いっぱいに広がる感じです。

オイスターの美味さに仰天。翌日もリピートしてしまいました

頼んだものは外れ無しのおいしさ。余談ですが、アイスクリームも実に美味かったです。

旅行者に提供するのは寿司・刺身、海鮮丼だけでいいのか?

新鮮で豊かな食材がタスマニアの長所ですが、予想を上回る美味さ。
日本の観光地も食材のレベルだと当然負けていないよね、ということを思い至りました。しかしながら外国人旅行者が増える、インバウンド観光ビジネスで儲ける、と言っている昨今において提供するのが寿司・刺身、海鮮丼でいいのか?という疑問も同時に湧きました。

私は現在中国に住んでいます。中国の大型連休で海外へ出かける方も多かったのですが、「中華料理が食べたい」「恋しい」という声もちらほら。
日本人だってそうですよね。海外で味噌汁が恋しくなったりします。日本に外国人旅行者が劇的に増えている昨今、そして今後を考えたときに、魚介類を欧米人 / 中国人などに向けてメニュー開発できればもっと儲かる種ができるんじゃないかと思いました。
そう思ったら、ニセコではフィッシュアンドチップスのフードトラックが出ているようですね。これなんかはバッチリのねらい目だと思うんですよ。

極論を言えばまずはアジフライから、で良いと思うんですよね。
アメ横でフィッシュアンドチップス屋があれば、儲かりそうです。海鮮丼と違って、ビールが売れますから、利益も取れそうです。
現状、アメ横界隈ではパブしかフィッシュアンドチップスをサーブしていないようです。マジでねらい目ですよ。

ムール貝も美味かったです。

最後までご覧いただきありがとうございました。それでは。

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