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シドニーまでジュゴンに会いに行って施設運営に感心した話

ジュゴン。ご存じですかジュゴン。
上の写真は鳥羽水族館のセレナちゃんです。人魚に見間違えられたという伝説も有名ですね。


ジュゴンに会える水族館は2館のみ

2023年現在、世界でジュゴンが飼育されている水族館はおそらく2館。1館は鳥羽水族館。もう1館はSEA LIFEシドニー水族館です。

鳥羽水族館に遊びに行った際、ジュゴンのパペットを購入しまして。今やすっかりくたびれてしまったのですがそのパペットは娘の良いお友達になっておりました。
ですので、旅先をオーストラリアにしたとほぼ同時に決まりました。よし、もう一頭のジュゴンにも会いに行こうではないか、と。

12月の鳥羽水族館、サンタさんも水槽に登場です

SEA LIFEシドニー水族館の立地と価格

SEA LIFEシドニー水族館はシドニーの代表的観光地であり、市中心部のダーリングハーバーにあります。

入場料は2023年10月現在大人54オーストラリアドル(約5,400円)。
・・・。はい、なかなか良いお値段がします。オンラインの事前購入であれば割引がありますし、隣接するワイルドライフシドニー動物園、マダムタッソー蠟人形館、少し離れていますがシドニータワーアイ展望台との抱き合わせ割引チケットも販売されていますので、実際にはもう少し手ごろに入場できます。

少し驚いたのが、意外にオンサイトで並んでチケットを購入する方が多かったんですね。QRコードリンクを貼るとか、自販機の適切な設置とかで混雑緩和ができるのになぁと思いながら、隣接するワイルドライフシドニー動物園とのチケット2アトラクションパスを購入。

展示方法がユニークで面白い / ジュゴンかわいいよジュゴン

世界で2頭しか展示されていないジュゴン、オーストラリア近海には多数生息しているということで圧倒的にジュゴン推しです。

ジュゴンは水槽の上からと、水槽内トンネルからの両面から見られる

人魚伝説からか、海賊船の船長が人魚に魅入られて海中へ潜っていくような壁画を見ながらスロープを下り、大水槽をトンネルから眺めます。

こんにちはジュゴンこんにちは
上から見るとこんな感じ

ジュゴンの鳴き声が聞ける装置や、ジュゴンの餌を用意しているブースを見ながら水槽の上からも観察ができます。
高低差を使って同じ展示を違う目線から見せることは、他の施設でも見られますが、鳥羽水族館ではジュゴン水槽が上から見れないだけに大満足です。
また、一番驚いたのはペンギンの展示方法。

ゴンドラに乗って展示スペースに近づける

水上を流れるゴンドラに乗って、ペンギンの展示スペースを見に行くことができます。無料です。そして、ペンギンの飼育環境に近づいていくので寒いです。夏場に油断していると風邪をひくかもしれないくらいの勢いで寒いです。
ただ、改めてペンギンって極地の生き物なんだなと分かります。人間が動物側の環境に寄っていける施設は、さほど多くないと思いますし、子供にとって分かりやすく、印象に残る展示だと思います。

チケットの抱き合わせ販売だけでない運営効率化に感心

その後ワイルドライフシドニー動物園で、タスマニアデビルやウォンバット、カンガルーにコアラなども満喫して施設を後にするのですが、ワイルドライフシドニー動物園とマダムタッソー蠟人形館の出口に直結しているギフトショップは共同運営だったんですね。
これは上手いなぁと思いました。自分が見ていないギフト商品やお土産もの、記念品も思わず手に取ってしまいますし、単純に運営人員が減らせますよね。

近隣観光地との周遊パスとか、抱き合わせチケットの販売はよくある手法ですが、そのギフトショップを置く動線を一つにしてしまうというのは唸りました。

日本の観光地で顧客動線上でお土産物が売られているといえば門前町が代表的ですが、木刀やハチマキ、IPコラボ商品を超えてインバウンド旅行者に訴求できるお土産商品を開発したいものだなと思いながら終了です。

今日もお付き合いいただきありがとうございました!

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