【詩】この世界の片隅の恐竜
もしも
この世界の歴史上
ずっと昔の片隅に
小さくて草食の
恐竜がいたとしたら
その恐竜は
文字面的に
恐い竜になってしまうのでしょうか
きっと大多数の現代人は
「恐い竜だから恐竜でしょ?」
「恐くなかったら恐竜なの?」
「大昔で情報が少ないからさ」
「恐くて当然っしょ」その他
と
悪気がなくても
言ってしまうのでしょう
知らないものは恐い と
それは人類に 古くから
遺伝子に刻まれ
疎まれるものは
疎まれてしまうようです
実はその恐竜
私の頭の中に
既に 存在していま