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美味しい時は、やわらかい!と言います!

おはようございます。
九州で代書屋をしています、
一般ピープルの、かめいです。

ワールドビジネスサテライトを見ていたら、
ワタミが、築地で外国人観光客をメインターゲットに、
1本 3,000円の和牛の串焼きを販売すると
取り上げていました。

番組内では、レポーターの方が、
ワタミの社長に、
「1本、3,000円ですか、強気の価格設定ですね」
と質問して、ワタミの社長は、
「この価格でも、価値あるものは、外国人観光客も認めてくれると思ってます」
と、答えてました。

私は、この1本、3,000円の和牛の串焼きについて気になったのでなく、
レポーターが実際に、この3,000円の和牛の串焼きを食べたときに、
おそらく発するであろう、言葉が気になりました。

レポーターが、実際に、1本、3,000円の和牛の串焼きを食べると、
「ほんと、やわらかいですねー!」
と、いいました。

そうです、お肉を食べて、美味しいと思った人は、
「美味しい!」
とは言わず、

必ず、「やわらかい!」といます。

この3,000円の和牛串のあとは、銀座のとんかつ屋さんが紹介されました。
ここでは、和牛のシャトーブリアン(ヒレ肉の部位)を使った、
1万4000円の定食のことを紹介していました。

で、この和牛のシャトーブリアンとんかつ定食も、別の番組のレポーターが、実食してましたが、やはり、一口食べたときに、
「やわらかいですねー!」
と言ってました。

日本人は、なぜか、お肉の味よりも先に、やわらかさを気にするようで、
美味しいお肉をたべたときに、必ず
「やわらかい!」
と言います。

私は、肉屋さん(正確にはスーパーマーケットの精肉部)で働いていましたが、日本人は、この、お肉を食べたときに、美味しいとは言わず、
「やわらかい!」
と言うことを、会社の上司に教えてもらいました。

実際に、私も会社の上司と焼肉を食べにいった時に、
「このお肉、やわらかいですねー!」
と、無意識に言ってました。

このように、日本では、やわらかいお肉に価値があるとみられているので、
お肉の値段も、やわらかい部位ほど、高くなっています。
そしてお肉のなかで、一番やわらかい部位は「ヒレ肉」です。

先ほどの紹介した、銀座のとんかつ屋さんで登場した、
「シャトーブリアン」は、ヒレ肉の一部分のことを言います。
ヒレ肉というお肉なんですが、お肉の形自体は、細長い形ををしています。
イメージとしては、野菜の大根をもう少し、細長くしたような感じです。

そして、お肉の真ん中のあたりは厚みがあり、お肉の端っこの方にいくほど薄くなっています。
このヒレ肉の真ん中のあたりの厚みにあるところを、「シャトーブリアン」と言っています。
お肉のなかの一番やわらかい部位である、「ヒレ肉」の中で、
さらにやわらかいところと、されています。

お肉の値段と、やわらかさは、比較的比例しています。

お肉の部位で、やわらかい部位の順番を、ざっとみてみると、
ヒレ ⇒ ロース ⇒ 肩ロース ⇒ モモ・バラ ⇒ ウデ ⇒ ネック・スネ
というような感じです(私の主観も入ってます)

そして、お肉の値段も、ほぼ、このやわらかい順番の通りとなっています。

これまで、お肉を食べた時に日本人は、「やわらかい!」
ということを言ってきましたが、これが、本当の意味で、
お肉が美味しい!と言えるのかを、少し見てみたいと思います。

私自身は、お肉の美味しさというのは、もちろん、やわらかさも関係すると
思いますが、それ以上に、お肉の味が、重要だと思っています。
そして、お肉の味ですが、これは、よく動いているお肉の方が全体的に
お肉に味があります。よく動いているお肉とは、つまり筋肉であるお肉です。
しかし、考えてみてほしいのですが、人間の場合でも、足などの筋肉のある
場所は固いです。
つまり、お肉の味を強く感じる部位は、固いということです。
ヒレ肉と、モモ肉を比べた場合、圧倒的に、ヒレ肉の方が、やわらかいです。
しかし、お肉の味を見た場合、私は、モモ肉の方が、味を強く感じます。

このように、日本人は、お肉を食べたときに、美味しいとは言わず、
「やわらかい!」
ということから、お肉のやわらかさや、お肉の値段、味についてみてきました。
私見ではありますが、お肉のやわらかさと、味のバランスが取れている部位は、「肩ロース」かなと思います。
お牛さんの肉の部位でいうと、「肩ロース」は、牛さんのロースと、ウデ(肩)の間の部位です。まあ、その名前の通りですが。
ロースとつながっていますので、比較的やわらかく、また、よく動く筋肉の部位である、肩ともつながっていますので、味もそこそこあります。

以上、日本人は、お肉を食べたときに、美味しいとは言わず、
「やわらかい!」
ということに、いろいろ、見てきました。

ぜひ、誰かと一緒に、お肉を食べに行った時に、
美味しいとは言わず、
「やわらかい!」
というか、確認してみてください。

それでは。

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