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銀行まで約340km ②

以前、投稿したものの続き。需要は特にないけど書く。
ちなみにこの回でちゃんと銀行の用事は済ませている。
振り返ってみれば博物館にしか行ってない日だった。



Day2

朝6時ごろに起床。ご飯を買いにコンビニまで散歩。
せっかくだから大通公園で適当に席見つけて食べた。少し肌寒かったけど、さらさらした良い朝だった。

銀行の用事は13時から。それまでどう時間を潰そうか考えた結果、宿から徒歩10分程度で北大博物館に行けることがわかったので、そこに決定。

*北海道大学博物館

9時過ぎ。北大の敷地内にある博物館に到着。
なかなか古い面構えの建物で3階まであり、大学の各学科ごとに展示ブースが設けられている。
同じ建物内に教室や実験室があるので、現役の生徒も出入りする。実際、授業をやってるのも見かけた。
けっこう見応えのある博物館にもかかわらず入場料は無料。お得。

ナマケグマの剥製
なぜそんなところに。
用心棒?

写真を撮ってもいいのかよく分からなかったため、ここでの写真は少なめ。
撮影禁止ではないことを確認して撮った1枚。
もっと骨だの化石だの、博物館らしいものたくさんあった中でこれだけ撮ってくるという。

日本大陸の中で、北海道にだけかつてマンモスがいたことを知ったり、いろんな生物の脳・神経のつくりを見られたり興味深いもので溢れていた。

いるだけで賢くなれたような気がする場所。(アホの感想)
おすすめ。


*ビール博物館

銀行の用事が済み、15時過ぎ。暑い。
近くにある金カム聖地へ。札幌駅から地下鉄東豊線に乗り、東区役所前駅で降りて歩いて10分程で到着。バスでも行ける。
海外からの観光客でかなりの賑わいだった。施設内に飲食エリアがあって、さまざまな国籍の人たちがビールで乾杯していた。

正面入り口側
煙突と赤い星が特徴的
正面から少しずれたアングル

似たような赤レンガの建物がサッポロファクトリーの方にもあり、漫画ではそこと混ぜて設定しているよう。
ジャック・ザ・リッパーこと、マイケル・オストログを打破した舞台。
金カムでは、複数の死刑囚が物語の中で重要な存在になっており、オストログが最後の囚人である。このキャラクターも、かなり救いようのない気持ち悪い思考回路をしている。
(安心してください、ボロ雑巾の方が綺麗なぐらい主人公がボコボコにしてくれます!)

ちなみに作中で登場した囚人たちは20人程で、みんなちがってみんな変態ではあるものの、キャラとしては人気があるものも多い。

理由としては殺伐とした中に人間味があるとか、ネタキャラだと思ってたら意外と有能だったとか、純粋に度を越した狂人で怖いもの見たさとか様々。
嫌いになりきれない良さがあるから惹きつけられるんだと思う。

その中でもオストログは、特に話に上がっているような印象がないため、ガチめの嫌われキャラなのではないだろうか。

駐車場側から撮ったもの
すぐ隣にはイトーヨーカドーがある

また、人気ランキング2位に食い込むキャラクター、尾形が真骨頂をみせたステージでもある。細かく話すと長くなりすぎるので、尾形の詳細については割愛する。
満身創痍でしぶとく生き残り、窓と窓の間を縫うように狙撃したあのシーン。漫画という紙面上にも関わらず、臨場感と緊迫した空気がすごかった。さながら映画だった。

こちらも入場料はかからないが、予約制で特別ツアーがある。(1000円かかる)
正直、一般公開エリアはサラッと見られるので、物足りなく感じるかも。

でっかいタンク
ステンドグラスが白飛びしとる
サッポロビール(赤星)の1番最初のラベル
ちなみに戊辰戦争の終結が1869年

他にも歴代ポスターなどが展示されていた。また、ビールつながりだとサッポロクラシックの金カムコラボラベルが売ってたりする。



*roach roaster

ビール博物館がサクッとおわったので、時間が少し余った。
そんな時はカフェ。アイスコーヒーが飲みたい。

雑居ビルの細くて若干、薄暗い入り口をくぐってエレベーターに乗る。
これはマップどおり来られたとしても見つけにくいわ。
外観からは想像できないオサレ空間がそこにはあった。

これほどコーヒーの香りが似合う空間もそうないと思う。
落ち着いてて少しミステリアスな雰囲気のお姉さん(スタッフさん)が対応してくれた
席はカウンターのみ
アイスコーヒーとバスクチーズケーキ
うます

コーヒーとウイスキーのお店。
コーヒーは炒り具合によって5〜6種類あった。コーヒー+その日のおすすめウイスキーのセットなんかもあり、どちらも好きな人にとってはちょうどいいお店かもしれない。(筆者は下戸のため呑まなかった)
友達と行くのも良し、“友達と行って恋人と帰ってくる“のも良し。そんなお店。

暑さで体にこもった熱がアイスコーヒで鎮火されて休憩にはもってこいだった。
チーズケーキとも相性バッチリ。もっとゆっくりすればよかったな。
実家へのお土産に豆も挽いてもらった。


空はやうやう薄紫色になっていき、風呂上がりの涼しさみたいな風が心地いい。人々が家路につく中、テレビ塔の時計をチラチラみながら帰りのバスを待つ。
2日間だけだったけど、意外と内容は濃いものにできた気がして、確かな満足感があった。やっぱり都会ってすごいな。歩いてて飽きなかった。

これは書いた方がいいと思ったし、実際こうしてなんとか書き終えることができた。一件落着だ。

長々とありがとうございました。

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