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アカミミガメを食べないでほしい

ついに条件付きという形で、特定外来生物になることが決まった、アカミミガメ。
特定外来生物になるということは、野生下に生息している帰化した赤耳亀達は基本的に駆除対象ということになる。ただし、今回の法改正では一応保護もできるということなので相当な覚悟を持った上で保護し、終生飼養することはできる、やむを得ない場合には、ゆずり渡すこともできるそのように人の心も優先されるような形でバランスよく法律規制がなされることとなる。ペットの飼育も続けられるし、飼育ができなくなった場合、次の飼い主にゆずり渡すこともできる。
つまり、愛護動物であるという事実が間違いなく維持できる法律規制になる。

そこで厄介なのがアカミミガメを食べようとすることを流行らすような風潮の存在だ。
ましてやその行為を動画にアップしたり、これまでの動画の風潮を見てみると
"「考えてもらいたい」といった決まり文句を口実に"
虐待まがいの残酷なアカミミガメの調理動画などを公開する人たちの存在が一定数いる。
そういった人達は毎日悩んでいるわけではない、どうしたらしっかりと飼ってくれるかとかどうしたら愛護動物として確立していくかとか、そのようなことを毎日頭を抱えて考えている訳では無い。ただひたすらに賛否両論を巻き起こしセンセーショナルなものを公開して、いかに注目してもらうかが、その人達の狙いだ。
動画を公開することで心を痛める人達が大勢いるということを分かりきっているからこそ、その人たちは動画を投稿する事をしているのである。
しかも、それはただのどこかで見た真似事で、半ば無意識なのだから尚更厄介である。

アカミミガメは全国で160万匹が飼育され、愛されていると言われている。

忘れてはいけないことは、彼らは食用として外国からやってきた生き物ではない、もっぱらペットあるいは家族として愛されるためにやってきた生き物たちであるということである。

アカミミガメの命が人気集めのための犠牲になることなどあってほしくないし、そんな人気集めの為の行為が真面目に問題を考える方々の活動の邪魔になることだけは、あってほしくない。

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