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慎重派の海外一人旅(バックパック・サブバッグ編)

前回の記事では計画〜予約までの話を書いたので、今回はバッグの話。
書いている人のスペックは前記事を参考に。

バックパックのすすめ

複数の国を移動するタイプの旅行を計画した際に、「行きの飛行機でいきなりロストバゲージしたらどうしよう?」という心配がよぎった。

考えた結果たどり着いたのが「そもそも預け入れをしなければロストバゲージしないじゃん!」という結論。
とんちのようだが、結果的に今ではこのスタイルが気に入っている。

預け入れしない=すべてを手荷物として機内に持ち込むということ。
航空会社によって規定が異なることもあるが、大体は手荷物ひとつ+スーツケースひとつずつまで持ち込めるのと、スーツケースも三辺が55cm×40cm×25cm以内・7kg以内であれば持ち込めることが多い。
※最新の規定はそれぞれ確認してね

一番ネックなのは重量制限だが、「ならばバッグ自体を極力軽くすればいいじゃないか」という超単純な発想から、スーツケースではなくバックパックを選ぶようになった。

バックパックの良いところ・悪いところ

ロストバゲージしないことが一番の目的ではあったものの、実際に試してみると他にも良いところがあり、もちろん悪いところもあった。

◎入国審査後、すぐに外に出られる!
空港に着いて早く外に出たい時に地味に面倒なのが、預け入れ荷物の待ち時間だと思う。
これも手荷物として持ち込んでいれば待つ必要なし。入国審査さえ終えれば、颯爽と外に出られるのだ。

「課金すれば預け入れ荷物でもすぐ出てくるじゃん」という人はスーツケースでゆったり行ってね!

◎機動力が高く、いざという時に走れる!
スロバキアでのこと。ホテルに忘れものをしたことを、電車に乗ってから思い出す事件があった。
幸いまだそこまで離れていなかったため、慌てて途中下車しダッシュでホテルへ向かったのだが、この時スーツケースだったらヨーロッパの石畳の上をあんな風には走れなかったと思う。

スロバキアの首都・ブラチスラヴァの街並み。クリーム色の壁の建物と、奥まで続く石畳の道
スーツケースには厳しそうなヨーロッパの石畳み
(スロバキア・ブラチスラヴァにて)

あとは階段や段差がある時も、バックパックならいちいち持ち直したりする必要もなく、そのままスイスイ登り降りできるのは地味に楽だと思う。

◎持ちものを厳選するようになる!
重量や容量制限があるため、必然的に持ち物を厳選するようになる。ついいろいろ持って行きたくもなるが、思い切って厳選するのも良いと思う。

◎枕にもなる!
空港泊をする時には枕にもなるぞ!

持ちものを厳選する必要がある
良いところでもあり、悪いところでもある。
重量制限の他にもうひとつ肝心なのが、「機内持ち込みの制限」。
特に女性の場合、液体やスプレーが多い化粧品類が持ち込みNGになる可能性があるので、ここは要注意である。
このへんは次回の「持ちもの編」で書いてみようと思う。

割れもの注意
ハードタイプのスーツケースと異なり衝撃には弱いので、割れ物には注意。
また、前述の通り機内持ち込みには液体物の容量制限もあるので、お酒やジャム、蜂蜜などをお土産にたくさん買うタイプの人には向いていないかも。
お皿程度であれば、プチプチや服で巻いたり、本当に大事なものはサブバッグに入れて管理すれば大体大丈夫な気はする(お皿や陶芸品、ジャムなどいろいろ持ち帰ってきたが、今のところ割れたことは無い)

セキュリティが弱くなる?
切り裂かれたらおしまいなので、その点はスーツケースよりは弱いかもしれない。とはいえスーツケースも破壊や盗難のリスクはあるし、むしろ手を離す機会が減る分盗難のリスクは減るかも?


愛用のバックパック

機内持ち込みが可能なサイズで、極力軽く、丈夫なもの。
これを叶えてくれたのが「cabin zero」だった。
https://www.cabinzero.com/products/military-44l-absolute-black

Cabin zero ミリタリー(44L)

ミリタリーシリーズはバックパックでありながらかなり丈夫な生地になっており、それでいて軽量なのがポイント(1100g)。

cabin zero ミリタリーバックパックを開けた状態

開口部が大きく、荷物を出し入れしやすいところもお気に入り。
中に仕切りが一切無いので、容量もたっぷりギリギリまで詰め込むことができる。私の場合は10日間程ならこれ+サブバックで行くこともある。

cabin zero ミリタリーバックパックのファスナー部分に南京錠を着けた状態

ファスナー部分には鍵がかけられるのも嬉しいポイント。

cabin zeroのバックパックを背負う筆者の様子

156cmの私が背負うとこんな感じ。
(これは週末弾丸ベトナム旅の時なので、中身はスカスカ気味)
スーツケースも便利だが、身軽に旅してみたい人にはぜひおすすめしたい。

ちなみに大きいスーツケースが必要な場合は、今のところレンタル一択。
コレクションする程のこだわりはないし、使う頻度低いからね。

2種類のサブバッグ

バックパック以外にも、普段は2種類のサブバッグを持っていくことが多い。
使い分け方はこんな感じ。

  • バックパック:衣服や化粧品、充電器などもろもろ

  • サブバッグ①:貴重品とカメラ、ポーチなど

  • サブバッグ②:折りたたみ式のバッグ。帰りにお土産などが増えた時用

サブバッグ①:貴重品などを入れる用

パスポートや財布、スマホ、常備薬などは、肌身はなさず持ち歩くためにサブバッグに入れて持ち歩いている。

本当はなるべく小さくて軽いのが理想ではあるものの、宗教施設など撮影禁止の場所でトラブルになるのを避けるため、カメラ(一眼レフ)がすっぽり入るサイズを選ぶようにしている。

最近新調したのはこれ。
軽くて丈夫、撥水、大容量!
そしてペットボトルや折り畳み傘を入れるスペースが外にあるのは個人的にポイントが高い。

サブバッグ②:お土産など増えた荷物用

こちらは人によっては不要かもだが、私の場合はお土産を買うのが旅の醍醐味のひとつなので必需品である。

あとはバックパックだと割れもの注意になるため、例えばお皿やスノードームなどの割れ物を買った場合は以下のように使い分けている。

  • 割れものをサブバッグに詰める(プチプチや衣服などで巻くとより安心)

  • 帰路はバックパックを預け入れにする(貴重品や無くしたくないもの、機内で使用するものは入れないこと!)

  • サブバッグ①+②を手荷物として機内持ち込みにする

こうすることで預け入れ時の雑な扱いを避けつつ、割れ物を持ち帰ることができる。

愛用しているのはこれ。の、だいぶ前のバージョン。
国内2泊くらいなら、これ1つでも余裕。

サブバッグにロバの形を模したカゴバッグを入れた状態

スペインからの帰路は、サブバッグにロババッグを詰めて帰った。
顔は入らなかったね…。

次回はこれらのバッグを前提に、詰め込む荷物について書いてみようと思う。

つづく!

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