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アマプラで観た映画感想2023①

※2023年に上映や配信された映画ではなく、あくまで私が視聴したのが2023年だったという映画の感想です。ネタバレありなのでお気を付け下さい。


イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 (2014)

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 第二次世界大戦時、解読不可能と言われたドイツ軍の暗号<エニグマ>に挑んだ、天才数学者アラン・チューリングをベネディクト・カンバーバッチが演じる。
 とにかくベネディクト・カンバーバッチの演技が素晴らしい。
 一つのことに長けた天才だが周囲の空気が読めない、人付き合いが出来ない、というのはある意味よくある造形なのですが、「寂しさ」が漂う表情と空気がすごい。
 彼の秘密はだんだん分かるようになってはいるのですが、今の感覚だとあんな哀しい最期を迎えなくてはいけないほどのことなのかとどうしても憤ってしまう。
 ラストに出て来る文章といい、現代では当たり前になっていることが、当時はどれほど異端で偉業だったのかを思い知らされる作品でした。


俺たちに明日はない (1967)

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 宝塚にボニクラを観に行く前に、予習として視聴。
 主役二人の言動があまりにも行き当たりばったりすぎて、いいのか??と困惑しながら観ていましたが何も良いわけがなかった。
 ボニー、本当になんでクライドについていっちゃったの。美人だしスタイルもいいし都会に出れば良かったのでは……と思うが、大不況の都会に出ても夢は見れなかったのかもしれない。
 これ本当に実話がベースなんですかと何度も思うくらい、強盗団の全てがはちゃめちゃ。誰にも何も共感出来ないままひたすら呆気に取られていた。
 犯罪は嵐のようにするが、クライドとお兄さんの兄弟愛は謎に深い。
 兄嫁ブランチの愚鈍っぷりと、お前はなんでついてきたんだと言いたくなる舎弟っぷりを見せるモスくんの二人がこの強盗団の末路を決める。
 ボニーが会いに行ったお母さんに「すぐに捕まっちゃうものね」と言われるシーンに漂う諦めが虚しい。でもお母さんは通報しなかったんだな…。
 終盤はともかく途中までは新聞で自分たちの話題が出るのがやたら嬉しそうだったし、犯行現場でわざわざ名乗ったりと、犯罪集団になることで何者かになろうとした五人の話だったのかもしれない。


実写版おそ松さん (2022)

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 朝の大喜利番組ラヴィット!が好きな影響で、Snow Manの舘様と佐久間くんが最近好きなので、観てみることに。
 アニメのおそ松さんは第一期は観てました。2.5次元の舞台は観ておりません。
 最初から無理のある実写化や顔が全く違うのに六つ子設定なのを弄りまくってて、メタ要素強くて意外と面白かった。
 Snow Manは確か9人のはずだから残りの3人はどうするんだ……というか舘様おらんやないか……と思いながら観てたら、まさかの「終わらせ師」というメタメタな存在で登場。
 あらゆる作品のパロディを繰り広げながら、最終的に自分たち以外の設定を変えて自我を見失わせるというSFっぷり。なにこれひどい(褒めてる)
 企画が発表された際のおそ松さん・Snow Man双方のファンや、世間の反応を全て想定した上で、開き直って作ってるんだなあと伝わってきたのが逆に良かったです。
 トト子ちゃん役の高橋ひかるさんと、チビ太役の桜田ひよりさんがキュートで振り切れた演技してたのも好印象だった。

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