見出し画像

31.創作者向けオープンデータもやりたい

いわゆるシェアードワールドをオープンデータ的に

何らかの創作をするにあたって、リアリティのある世界観の構築、キャラクターを考えるのって、非常に大変というか、アラが出やすいので、誰にでも再利用しやすい著作権レフトなデータ、共有資産になるようなオープンデータというのも、これから少しずつ取り組んでいけたらなぁと思っています。

いわゆるシェアードワールドというか、クトゥルフ神話的なところでやっていた仕組みというか、共有データを土台に繰り広げられるお話の著作権については上手いことやれるような仕組みを考えたいなぁ、と。

物語における「何とかバース」にしたい

並行宇宙というか「世界線」という用語もかなり浸透してきた気はするので、二次創作に限定しなくても、「こんな世界があったのでは」という異聞、独自解釈のパラレルワールドはどんどん生まれても良いんじゃないかと思っています。

偉大な著作者、権利保有者にしか許されない「何とか宇宙」や「何とか世界」「何とかバース」だけだと、それを生み出すほどの才能はない、あるいは大きな世界を描く才能には欠けているけど、細かな人情を描くのは向いている、みたいな人の活きる余地も少なくなっていくので、「どうせ、創作物の世界なんて、似通う」としても、歴史やキャラクターを自由にしていいシェアードワールド、物語の世界、フィクションの宇宙、オープンデータがあったって良いんじゃないかと。

きっと、エヴァンゲリオンの世界も、ガンダムの世界も、権利を保有している会社の力は残しつつ、徐々に共有資産な側面も出てくるのではと密かに思っているので、だったら我々もそういう事をやって行っても良いのでは、という事です。

トールキンぐらいのハイファンタジーを、みんなで作る

別に、ああいう世界を作り上げることが正解だとは思いませんが、アレぐらいの強度がある世界、あるいは世界観、種々のキャラクター、文化を一人で必死に作るのではなく、みんなでデータを書き込んで行って、マッピングしていって、ちょっとずつ豊かにしていく方法をとりませんか、と。

みんなで作れば、色んな異世界をリアリティあふれるレベルで考えられるはず。色んな人物、色んな事件を、色んな角度から切り取る、あるいは繋げていく。出来上がる著作物も共有して良いデータを切り分けながら、創作者に優しい世界、共有資産のある世界を作っていけたらと思います。

個人のインプット、民話や神話のデータも残したい

上記とは別に、あくまでも自分向け、個人用としてですが、読んだ本を分析、批評を溜め込んだCMSなりWikiなりのサイトや、アレンジの練習を視野に入れた各言語、各地域の民話、神話を収集したデータベースもオープンにして、インターネットのどこかに置いておきたいなぁ、と。

インプットをただ「面白かった」で終わらせず、しっかり勉強になるよう取り組みたいし、民話や神話の分類は意外とデジタルデータになっていない、それぞれの書籍に分散しているようなので補完もしたいし。

書く人、作る人のために役立つような便利ツールにはならないと思いますが、参考になるデータを溜め込んだ場所があるのはマイナスだとは思わないので、さまざまな権利を害しない程度、個人利用の範囲内で情報共有できたら良いのになぁ、と考えています。(これらも、本格稼働自体は技術的な課題のクリア待ちだったりします)

最後までお読みいただき、ありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 ただ、まだまだ面白い作品、役に立つ記事を作る力、経験や取材が足りません。もっといい作品をお届けするためにも、サポートいただけますと助かります。 これからも、よろしくお願いいたします。