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28.ゲームシナリオ、物語を描きたい

人物も世界もサブエピソードも描きたい

仮面を描く、キャラクターを提案したいという話をしましたが、本当に手をつけたい、全力で取り組みたいのはゲームシナリオライター志望として、クライアントやビジネスを題材にしたある種のアトラクション、ゲーム的な物語を作ること、世間に提案することなんでしょうね。

キャラクターや世界観、舞台設定を考案する、あるいは深めるために取材する、自己開示をどんどん求めることもやりたいし、それを外向けに、繊細な空気感が壊れないよう、情報をやりとりする瞬間の楽しみが薄れないよう、丁寧な発信、イメージ作りをしていきたいんだなぁ、と色んな要素がバチバチと結びつきました。

個々のエピソードも、特別に過激な話、耳目を引く話でなくてもいいというか、日曜日夕方のアニメの方が濃い味付けをしてあるんじゃないかというぐらい、薄味というか滋味を優先した落ち着いたお話として仕上げたいし、何度も触れたくなる行間と読みやすさを重視した表現にもしたい。

それで楽しんでもらえるのか、反応を得られるのか? 昨年の今ごろから半年ほどかけて、本当に普通のお話、日常の何もないお話をテーマにした掌編小説『2023』を上梓したところ、投稿サイトごとのアカウント育成等を全くやらず、とにかく発信するだけだったにも関わらず、トータルで少なくとも1万PV、ポテンシャル的にはその十倍ぐらいは獲得できそうな結果が出ているので、流石にそれよりは味のある作品、面白い物語になると予想しているので、大きな問題は特にないでしょう。

各サイトの最終更新から半年ほど経ちますが、ほったらかしの今でもジワジワ閲覧されているロングテールっぽい動きもしているので、プラスの材料じゃないでしょうか。

クライアントと共に、新しい物語を作っていきたい

物書きとしては各種の設定を用意してから、揃ってからが本番というか、材料を全て提示してから広がる世界、展開にこそ力を入れて取り組みたいとも思うので、二人三脚で「まだどこにもない物語」を描いていけたらと思っています。

無理やり味付けして過剰な独自性を盛り込むよりは、キャラクター性や世界観、展開の中に繊細な独自性を織り込んでいく。一回遊んで満足されるよりは、何度も何度も新しい発見があるアトラクション、ゲームに仕上げて、エンドユーザーさんにお届けしたいですね。

一緒に細かいところまで見ていける相手、二人三脚をしやすい方が理想のお相手ではあるので、やはりまずは大きな法人さんというよりは、個人さんや一人代表に近い小さなお店、法人さんと手を取り合いたいかな。

クリア後の世界、ファンの啓蒙活動もフォローしたい

小説や映画だとあまりない世界ですが、RPGなどのゲームの場合、シナリオを最後まで進めた後でも遊べる世界が広がっています。
明確に何らかのシナリオ、裏ボスを用意されているケースもありますが、一通りその世界を味わったからこそ、クリア後の世界を堪能したくなる場合もあるでしょう。

クライアントとエンドユーザーさんには、その「クリア後の世界」と「クリアしてきた人」の世界こそ、楽しんでいただきたいというか、味わっていただきたい。

独自の世界を十二分に理解した人は、その魅力を自主的に周りの方へ啓蒙してくれるかもしれない。一人、また一人といわゆる「沼」に連れてきてくれるかもしれない。全く接点のない人であっても、何かをきっかけに入ってきてくれるかもしれない。

入口は広く、奥行きも深く。何度も周回したくなるゲーム、アトラクションっぽい物語。ご新規さんもクリア後の人も居心地良くなる(情報)空間、他の人に話したくなる体験談が生まれるよう、シナリオ、物語を真剣に作りたい、生み出したいですね。

まさに、「目指すはめでたしドーンとハッピーエンド!」(『Don't Boo! ドンブラザーズ』作詞:渡部紫緒)。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 ただ、まだまだ面白い作品、役に立つ記事を作る力、経験や取材が足りません。もっといい作品をお届けするためにも、サポートいただけますと助かります。 これからも、よろしくお願いいたします。