うってぃー流オフ大会の撮り方①

こんにちは、うってぃーです。
僕がスマブラオフ大会の撮影をするようになってから一つ思ったことがあります。

『オフ大会の写真撮影する人、増えてない?』

2022年の夏くらいから、それまでほとんど見かけなかったのにTwitterでスマブラオフ大会の様子を撮った写真を見かける機会が増えてるように思います。
そしてその鑑賞するのが楽しみでもあります。
(Twitter上で公開されたものはほぼ全て観てます)
それに影響されていざ会場に立ってみたはいいものの、
『カメラの設定ってどうすればいいんだ?』
『どういう構図で撮ればいいんだろう?』
『撮った後はどう編集したらいいんだろう?』
といった疑問を抱いた方、いるんじゃないでしょうか。
そこで今回は、僕が設定で写真を撮っているかを書いていこうかなと思います。
既に撮影をしている方にもこれから始めたいという方にもお役に立てれば幸いです。

カメラの基本設定

コンパクトデジカメだと付いていないのですが、一眼レフだとP、A、S、Mみたいなダイヤルが付いてますよね。

こういうやつです。中級機以上だとボタンになってます。


これの説明からしていきます。
(括弧内はキヤノン機の表記)

P:カメラがフルオートで絞り、シャッタースピード(以下SS)を決めてくれます。使わなくていいです。

A(Av):絞りを自分で設定して、ボケ加減を調節できます。数値が低くなるほどボケ味のある写真になります。

S(Tv):SSを自分で設定して、被写体がブレたりしないよう調節できます。

M:マニュアルモード。絞りもSSで自分で調節できます。

これらの4モードがあります。
オフ大会では難しいんですが、Mモードでの撮影を推奨しています。

具体的な設定

  • SS1/250秒。これで撮っておけばブレはそんなに心配しなくて大丈夫です。

  • 絞り:好みで決めて大丈夫です。僕は開放で撮るのが好きじゃないのでF4〜5.6くらいにしてます。

あと写真を決めるもう一つの要素、ISO感度。
僕はISO3200〜8000くらいにしてます。
こんなに上げるの?って思う方もいるかもしれませんが、人間の脳はめちゃくちゃ有能で屋外はもちろん、屋内でも全然ノイズが出ないように綺麗に処理してくれているので、オフ大会の会場は思っているよりずっと暗いです。
ノイズ気にしてブレるくらいなら、多少ノイズあってもバッチリ止まった絵の方がいいです。
最近のカメラはノイズ処理能力が向上しているので、だんだん気にならなくなってきています。流石にISO10000辺りからだとノイズが目立ってきますが、それ以下なら思い切って上げても大丈夫です。

実はISO感度、オートに設定ができます。

入門機でもこんな設定が出来るはずです、出来なかったらスミマセン・・・

感度自動制御をON、最大でどこまで上げていいかの上限値を決めておけばSSと絞り値から自動で感度を設定してくれます。


やったことのある方なら分かると思いますが、マニュアルでの撮影はハッキリ言って難しいです。ただ使いなせれば思い通りに撮れるので確実に上達はするとも思いますので、日頃からオフ大会とも関係ない写真も撮って慣らしておくことをオススメします。どうしても馴染まないという方で入門機をお持ちの方は屋内撮影モードに設定し、感度制御を先ほどの設定にすれば一応撮れます。

オートフォーカス

入門機だと付いていない機能なのですが、中級機以上だとオートフォーカス(以下AF)について細かく設定できます。

  • シングルAF:カメラではAF-Sと表示されます。動かない被写体を撮るとき向きの設定です。オフ大会は基本これで良いです。

  • コンティニュアスAF:こちらはAF-Cと表示されます。被写体にピントを追従させたい時の設定です。スポーツを撮る時の設定なので、オフ大会ではあんまり使いません。
    AFの設定は大まかにこの二つからさらに被写体にどうやってピントを合わせるかを選べます。
    完全にカメラ任せのオート追従、自分で焦点を合わせたいポイントを選ぶ、といったように細かい設定ができます。

篝火#7の様子を撮った一枚。

こういう広めの絵ならオートで合わせても変なとこにピントが合うことはないと思うので、基本はシングルAF のオート設定で大丈夫です。

選手メインの写真を撮るときはちゃんと手動で合わせましょう。

僕が配信台の選手を一人抜きするとき、望遠で撮影しています。何度か撮影してカメラ任せのオートフォーカスだと微妙にピントが合っていない時が合ったので、この時は手動で選手の顔にピントを合わせています。

…とここまで書いただけだとコンティニュアスAFの出番ないじゃん、
となるんですが使い所は一応あります。

篝火#8より、KENさんとの戦いに臨むふたりのきわみアー!選手。

大会終盤にある選手の入場シーンなんかはシングルAFだとピントが抜けまくるのでコンティニュアスAFで撮ってます。
この写真、スマブラ的に言うとラスト1ストックを暴発魔人拳(又は落雷蹴)が当たって勝った並の噛み合い方をして撮れた一枚です(笑)
他の選手の入場でも狙ったけどこうはなりませんでした。

半押しAFのススメ

これもまた中級機以上で設定できる機能です。
今のカメラってシャッターボタンを軽く押すとAFが合うような設定になってますよね。
実はこれ、AFが作動しないようにできるんです。
僕はシャッターボタンでなく、右手の親指にあるボタンでAFを作動させています。(学生時代に矯正させられました笑)
シャッターボタンとAFのボタンを分けることで、折角合わせたピントが何かの拍子で抜けることを減らせるのが強みかなと思います。
とはいえどちらがいいかは個人の好みなので、気になる方は[半押しAF]で検索してみてください。

ホワイトバランス

なんのこっちゃ?と思った方へ説明すると、白いものが白く写るように色の補正をおこなう機能、といった機能ですね。
スマホで撮った比較写真載せておきます。

デフォルトの設定で撮った愛機D500。型落ちだけどいいカメラです。
赤みを増してみた場合。これはこれでアリ。
青みを増してみた場合。はっきり言うと変です。

オートにしておけば基本大丈夫です。
これもマニュアルで設定する時があるんですが、別の回で補足します。

その他

画像サイズについて

多分デフォルトの設定のままの人がほとんどだと思うのですが、最小の設定で問題ないです。今のカメラはどんどん高画素化が進んで入門機でも2000万画素が標準くらいになっているんですけど、印刷するつもりがなくWEBで鑑賞する分にはそんな画素で撮る必要はないので、小さいサイズでの撮影をオススメします。
もし印刷したい!となっても1000万画素ぐらいのデータならA4までなら破綻なく印刷できます。
何よりデータを保存するときに容量を食わなくて済みます。

RAWかJPEGか

撮った後の編集をどれだけするかによって決めていいです。
JPEGで十分なんですが、よりこだわって仕上げたい方はRAWで撮りましょう。
そもそもこれらはなんぞや?と言う方へ料理に例えてみますね。

手元ににんじん、玉ねぎ、じゃがいも、何かしらの肉、これらがあるとします。
これらがあればカレー、クリームシチュー、肉じゃが、と言ったように色々な料理を作れますよね。これがRAWで撮るメリットです。
でもこれらを自分で作るには包丁や鍋といった調理道具が必要になる。
これがRAWのデメリットです。編集するにはソフトが必要になります。
(カメラ内の機能で編集は多少出来ますが、限度はあります)

ではJPEGはと言うと、カレー食べたいけど仕事帰りでクタクタな状態で家で料理なんてやる元気なんてないよ、っ時ありますよね。
誰だってあるだろうし僕にだってあります。
そんな時はカレー屋に行ったりスーパーでカレー弁当を買って帰ればカレーを味わえますよね。これがJPEGのメリットです。
でもカレーを多少甘くしたり辛くしたりは出来るけど、カレーをクリームシチューに変えることは出来ないですよね。
これがデメリットです。多少の編集なら大丈夫なんですが、大幅な手を加えたいとなると色合いがおかしな写真になってしまいます。

・・・イメージできましたでしょうか?
編集についての話はこれ以上書くと長くなりすぎるので、別の機会に書きます。

終わりに

如何でしたでしょうか?
今回はカメラの基本設定の話でしたが、次回はこれらの設定で具体的に何を撮っているかを書いていこうと思っています。
間が空きすぎないうちに書きますので乞うご期待!

ここ分からないよ!という方は私のTwitterにDM送ってもらえれば補足説明しますので、お気軽にどうぞ!

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