見出し画像

少しずつ耕して期限に間に合わせる【ユタカジン】

かめりんです。
新年度に入りましたね。環境がガラッと変わった方もいるかもしれません。僕は、昨年度はじめは拠点の移動があって非常にバタバタしておりましたが、今年度は大きな変化はなく落ち着いていられるのに安心しています。

今回もユタカジンへの寄稿記事となります。
ユタカジンとは「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマとして、タスクシュート協会メンバーが、時間や習慣、タスクシュートなどなどにまつわるお話を連載していくマガジンです。


さて、お気づきのように(そして記事内でお伝えもしている通り)僕は木曜日のユタカジンへの寄稿を担当しています。
記事が書けなくなってきたなと思ったらこの週一投稿から外れるかもしれませんが、今のところしばらくは続ける予定です。
こうやって読んでくださるあなたがいて、コメントなりスキなりをくださるのが嬉しくて続いています。いつもありがとうございます。

さてこの「木曜日の週一投稿」。これはいうまでもなく締め切りありのタスクです。もちろん投稿を放ってしまっても何も罰せられることはありませんが、それでもやはりきちんと成し遂げたいことの1つです。

以前の記事で夢やゴールを持っていても順算思考は実践できることを書きました。そのときはどこか目的地に行くときのことを例に挙げて順算思考について説明しましたね。

そこで今回は、ユタカジンへの寄稿記事の執筆を例として、どうやって順算的に週一の木曜投稿に間に合わせているのかを説明しながら、
より実践に近い形で、夢や目標、期限がある中での順算思考について説明してみようと思います。


ルーチンで少しずつ耕す

ユタカジンへの寄稿ではないnote記事でお気に入りルーチンを紹介したのですが、その1つ目に記事執筆を挙げました。
(ユタカジン以外にも不定期でnoteを更新しているので、フォローしてくださると嬉しいです)

記事執筆のための毎日ルーチン

僕は朝起きて身支度をしたあと、仕事に行く前の時間を利用して記事を執筆しています。
ただしそのルーチン名は「ユタカジンを執筆する」などではなく、「Zettelkastenを少し耕す」*1という名前にしています。

このルーチン名には2つの意図があります。

1つ目は、ユタカジンへの寄稿記事を執筆する、というような名前にはしていないこと。これは前の記事で書いた「見えない化」に類されるものです。

もちろんユタカジンへの寄稿記事を書き上げることがゴールではありますが、それをタスク名として明確にはしていません。
ユタカジン以外にも記事を書いているので、あくまでユタカジンへの寄稿記事になりそうなことも含めて、とりあえず書けそうなことを書いてみようという意図があります。

2つ目は「執筆する」という行動を書くのではなく「耕す」という表現にしていること。
「執筆する」と表現すると、1文字も書けなかったときに「執筆できなかった」と(無意識のうちに)思ってしまうかもしれないからです。
「耕す」という表現には、いろんなことが含まれます。

  • 記事になりそうなネタを暫定タイトルだけ書き留める

  • 書ききっていない記事の中身をざっと読んでアイディアを膨らませる

  • 書き足せそうなことを頭の中で考える

  • 思いついたことを箇条書きなどで乱雑に書いておく

  • 少し書いたことを膨らませる

  • 既に書いてあることを読み返して表現を変えたり順番を入れ替えたりする

こういうふうに、ボリュームとしては増えていなくても、耕したと思えることはたくさんあります。
そしてこれらであれば、例えば起きるのが遅くなってPCの前に向かう時間があまりなくても、ちょこっとでも手をつけることができます。


*1: Zettelkasten(ツェッテルカステン)というのは効果的にノートを取る方法、知的生産術の1つです。ご存じない方はjMatsuzakiさんのウェブサイトを覗いてみてください。

(とはいえ僕はZettelkasten自体あまりうまく運用できている自信はないので、実際はZettelkastenもどきだと思います。あまり深いことは聞かないでください(?))

タスク名を変えて収穫する

上に書いたようにやり方で少しずつ書き進めていくと、投稿日前日にはある程度全て書き上がっている状態になります。
投稿日の前日や投稿日当日くらいにタスク名を「note記事を執筆する」(または「ユタカジン記事を執筆する」)と変えて、note投稿に向けた具体的な取り組みに切り替えます。
まず、投稿する直前まではNotionで記事を書いているので、それをnoteにコピペします。
誤字脱字がないか一通り確認したり行間を変えたりと体裁を整えて、サムネイル画像やタグを設定して、木曜日の8時ごろに投稿、という流れになっています。

日々の進捗は一定ではない

ユタカジンへの寄稿が決まってから、上記のような流れで毎日寄稿に向けて取り組んでいます。
僕は文章を書くのは好きですが早くはないので、週一投稿が継続できるか少し不安ではありましたが、結果として少なくとも今はきちんと続けられています。

ただし、誤解してほしくないので改めてきちんと説明しておくと、毎日一定の量で記事が膨らんでいくわけではありません。

上にも少し書いたように、疲れが溜まっていたり前日が飲み会だったりして朝起きるのが少し遅くなったりしたときは、ちょこっとしかPCの前に向かわないときもありますし(1分着手)、場合によってはプラン時にバッサリ消してしまって手をつけない日もあったりします。

そこで、1週間を通じた作業量の推移をより分かりやすくするために、
ユタカジンへ寄稿した3記事目から6記事目の4つの記事に関して、執筆にかけた時間をグラフにしてみました。
(1, 2記事目は執筆に1週間以上あったので割愛)

ユタカジン寄稿記事執筆にかけた時間の推移

縦軸は「Zettelkastenを耕す」や「note記事投稿」などにかけた時間(分)、横軸は金曜日を1日目とし、木曜日を投稿日としたときの経過日数です。

余談ですが、こういったグラフを作れるのもタスクシュートのログがあってこそですね(普段はこういう分析はやりませんが笑)。

投稿した翌日から少しずつ次の執筆に向けて記事のアイディアや中身を膨らませつつ、5, 6日目くらいに完成に向けて少し時間を増やしていることがわかると思います。

また、6記事目*2の執筆の週には土日に遠出の予定がありPCを持っていかなかったので執筆時間は0です(そもそもプラン時に削除しました)。

そして、どの記事も投稿日にはちょっとした20~30分の時間で体裁を整えたり投稿に向けた準備をするだけにとどめることができ、無理なく投稿をすることができています。

書籍『先送り0』の第7章の「習慣駆動でうまくいく流れ」(紙版の239ページ)と似たような経過を辿っていることがわかってもらえますでしょうか。

*2: 6記事目はこの記事のことです。このグラフを投稿直前に完成させることで当日の時間もグラフに反映させました。

行き当たりぴったりで記事を書く

記事を執筆するには、
「記事のネタになりそうなアイディアを出す→記事を執筆する」
という流れがあり、かつ時間をかけすぎてもアイディアが湧いてくるわけでもないので、後半の方に時間がかかるのはある程度やむを得ません。
しかしながら、直前まで全然手をつけず、ギリギリになって徹夜をして期限ギリギリに完成させる、ということは決してしていません。

早いうちから手をつける。
毎日少しずつ進めていく。
完成を急がない。
完成に向けて少しずつ負荷を上げる。
期限当日には落ち着いて仕上げる。

この一連の流れが僕が記事を実践する上での順算的な取り組み方であり、「行き当たりぴったり」で期限に間に合わせる方法です。

今回は、順算的に期限に間に合わせる取り組み事例として、ユタカジンへの寄稿記事の執筆を挙げて説明しました。
本記事を参考にしつつ、日ごろの取り組みに活かしてもらえると幸いです。

もしもしかめよ かめりんでした。


今回も読んでいただきありがとうございました。
明日以降も続々と「ユタカジン」に記事がアップされていきます。
ぜひ本マガジンをフォローして日々のささやかな楽しみにしてくださると嬉しいです!

この記事が参加している募集

noteのつづけ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?