見出し画像

【読書日記】8/1 夏休み。「風のことば 空のことば/長田弘 いせひでこ」

風のことば 空のことば ~語りかける辞典~
長田弘 詩  いせひでこ 絵 講談社

今日は、8月1日。夏休みに入って10日ほど過ぎました。
夏休みは、私にとって辛い時期です。
子供たちにせっかくだから色々体験させてやりたいのですが、平日は朝から学童に送り出し、週末は宿題の大物(図画工作、書道、作文、家庭科、自由研究等)に取り組ませるという状態ではそれもままなりません。
親としてこれで良いのか、と常日頃感じている胸の中のもやもやが不吉な黒雲に育ってしまい心身ともに疲労するのが夏休みなのです。

こういう心が煮詰まったときに私がよくやるのが、詩集を適当にぱかっと開いてそこにある詩を読むということ。書物占い、などと呼ばれるものの自己流です。

今日の本に選んだのは、長田弘さんの詩にいせひでこさんが絵を付けた詩+絵の辞典です。
読売新聞の「こどもの詩」の選者を務めていた長田弘さんが選んだこどもの詩に添えた「選評」に辞典のように五十音順の項目をつけてまとめたものです。

 何気なくページをめくれば、空から詩人の言葉のそよ風が吹いてくる――そんな不思議な一冊です。

商品紹介ページより

開いたページは「ねむり(眠り)」

いねむりは「舟をこぐ」眠りは「自転車をこいで」眠りのなかへまっしぐら。
新しい気力を、眠りはくれる。

ねむり(眠り)より
ゆっくりねむりたい・・・

ああ、やっぱり、元気がでないのは寝不足だからなあ、とこれは、しっかり寝ろ、という詩人の教えですね、と勝手に解釈することにします。
しっかり眠って、また、「お母さん」をやる気力を出さないといけないですね。

さて、本書には、長田弘さんのメッセージがたくさん散りばめられています。
もともとが子供の詩への選評なので本当に語り掛けてくれるようなやさしい気持ちになります。

好きなことばは、たくさんあるのですが、「夏」のページをご紹介。

蝉しぐれは 小さな神様たちの笑い声。

夏も悪くない、すこしそう思えてきます。
暑い日々が続きます。お大事にお過ごしください