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Selfish Ans.『夕立』

ボクが繋ぎ続けていた手は

きっとキミ(⇔)が伸ばし続けてくれてた

ボクが知らないキミ(⇔)は知らないんじゃなく

見ようとしていなかっただけ

今年の夏は二人の繋いだ氷を溶かした

無力で情けないボクだけが残った

でもわかった気がする

キミ(⇔)に足りないんじゃなくて

きっとボクが足りてないことを

きっとボクは守りに入っていた

きっとボクは二人の未来だけを見ていた

きっとボクは足元を見落としていた

そんなボクからキミ(⇔)は離れていった

ボクがふさわしくなくなったんだ

今は言えるんだ、あの後いろいろあったから

これまでに『アリガトウ』って

流れていく時の中で繋がっていても

掴んでいてくれたのはキミ(⇔)だったって事を

次の夏を誰かと過ごすとしても

このままのボクじゃいけないって

キミ(⇔)が教えてくれた

今はもう既読のつかないメッセージ

ちゃんと『アリガトウ』って言えるときまで

少しでも心も身体も磨いてゆこう

あの予報のない夕立から

『アリガトウ』の蝉の声が鈴虫になって消えて行ったりした

あの夏を

⇒ 自分勝手な『夕立』の答えをキミ(⇔)へ


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