見出し画像

乃木坂46 10th Live

乃木坂46は今年で結成10周年、そして11年目に入るらしい。
その話を聞いてから、勝手に自分とリンクした。社会人になってから10年が経過し、僕も11年目に入るからである。

今まで乃木坂のライブというのは全く観たことがなかったけど、この節目だからこそ観ておこうと。アイドルっていうのは、普段はテレビやラジオくらいしか触れることはなかなかなくて。僕の世代はモーニング娘。やAKB48が全盛期の時代であり、周りは確かにそういうコアなファンの友人もいた。僕は楽曲とメンバーの名前も確かに知っているけど、そういうリアルに出会う現場にいくみたいなことは皆無だった。バスラという略称も初めて理解したし笑。バースデイライブのことなんですね。

しかし、昨今『推し活』という言葉聞いて、宇佐美りんさんの『推し燃ゆ』という本を知ってから、少しずつ推しというものを肯定的に捉えられるようになってきた。元々サッカーが好きなこともあり、サッカー選手やクラブに対する推しというのはあったので、それが自分の活力になっていることも理解できた。

アイドルに推しというのをいないように聞こえるかもしれないが、個人的にはアイドルを推している自分も実はいる。元々、欅坂46、今の櫻坂46というグループは好きで、配信ライブが始まってからは必ず観ている。楽曲に社会的な問題提起が含まれ、反骨心も孤独も感じる、社会へのメッセージ性の強い彼女たちのパフォーマンスは観る側の気持ちを震え立たせるような感じがあり、とても惹かれていた。

同系列グループの日向坂46のライブも今年の3月、東京ドーム公演という夢の舞台でパフォーマンスができるということで、それも彼女たちがここまで来るまでの全てが詰まっているように思えて、これも観ておかないといけないと思い、配信で鑑賞。

ただ1番の古株である乃木坂だけは多分これから先も観ないだろうなと思っていた矢先に10周年記念のライブだと。配信チケット購入ボタンを押してしまいました笑。

結果
→初めて観るライブで素晴らしいパフォーマンスを観れてよかったです!というかこんな豪華なOB出演の回を観れたのがレアだったなと思います。

正直少し齧ったくらいなので、物凄い詳しいわけじゃないのですが勝手に感想を。

まず『日常』という曲。あれは印象に残ってます。卒業生の北野日奈子さんがセンターで歌っていた曲ということで、ファンからすると色んな思いが詰まった作品。今回、その曲のセンターをやっていたの久保史緒里さん。どの部分か忘れましたが、ギロっと前を睨みつけるあの眼は忘れられないくらいでした、ゾクっと狂気を感じました。初めてかもしれません、女性の眼にそんな感情を抱いたのは。この楽曲はアンダーメンバーの歴史を繋いできた大切な楽曲なんだということをパフォーマンスの迫力から非常に感じました。

どの楽曲は分かりませんが『過去がどんなに眩しくても未来はもっと眩しくなるかもしれない』という歌詞があります。この楽曲を聞いてたときにこの歌詞がどこか自分の中で引っかかって、メモに残していたのですが。改めてこの歌詞を見てみると、自分がまだ眩しかった過去に縋っていたからなのかもしれないと思いました。その過去の眩しさを今もずっと持ち続けていてもいいけど、これからくる未来はもっと眩しくなるかもしれないから、その未来を掴みに行けと。この乃木坂の歌に背中を押されたような気がしたのだと思います。パフォーマンスは確かに彼女たちがするわけですが、この楽曲に詞をつけているのは秋元康さんということを考えると、納得の歌詞だと、そのメッセージをありがたく受け取るわけです。

さて、卒業生もたくさん出てきましたね。一般的な社会ではこのOB OGという立場の人たちは現役のパフォーマンスをする場を減らしてしまうし、今ここの場所には関係ないのだからいなくていいと思われる。ただ今回彼女たちが出てきたときに、どんな人にも帰ってきてもいい場所があってもいいんだということを教えられました。よく考えたら、出て行って、さようならじゃ、繋がりが大事になってきている現代のなかでは非常にもったいないし、寂しいじゃないかと。帰ってきていい場所があるってのは有り難いですね。

彼女たちがステージに帰ってくることで、現役のメンバーたちが涙ぐんでいる姿も非常に印象的だった。グループである以上、いつかその舞台を退くときが個人にはくる。そうやって先に進んでいくのだから、喜んで送り出してあげる。でも戻ってくる時も喜んで受け入れてあげる、こういうのも大事なんじゃないかな。

この歌詞も印象的だった『光よどこにある?僕を照らしてくれよ』

僕も光を求めているのだと気づかされました。早く自分に光を当てて影から引っ張り出してくれよと。どこかにある成功という結果をもたらしてくれよと。自分の手で引き寄せるのではなく、他人の手で引っ張ってほしいという自分の深層部分を引き出されたような感じがしました。

個人的にはRoute246、あの小室サウンドが好きでして。とにかくかっこいい。

オーケストラバージョンってのは凄かった。どんな楽曲もオーケストラでやると、壮大で盛大で奥行きを感じられるので、いつも聴いてる楽曲も全然違うものになリますね。

さて、今回で完全に乃木坂にハマってしまった笑。ラジオとテレビの配信くらいですけど。可愛いとか綺麗とかそういう容姿とかだけじゃなくて、やっぱりアイドルの醍醐味は成長している姿とか楽しそうにしてくれている姿を見せてくれること。過剰になりすぎると、様々な問題が起きてしまっている時代だけど。

推しって素晴らしいですね。
今まで推しを侮ってた自分を反省です。
推しがある人生ってのは素晴らしいです。

さて、彼女たちの楽曲とパフォーマンス、しっかりと受けとって僕も前に進んでいこう。乃木坂ファンの先輩の皆さん、彼女たちの魅力をぜひ教えてくだい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?