某メーカーの激辛カップ麺を食べた折の話です。 パッケージには「涙が出るほど辛いです」との謳い文句。恐る恐る一口すすってみましたところ、何だ、意外に大した事はないじゃないかと、続け様に二口三口と掻き込んだのがいけなかった。どうも辛さというやつは、少し遅れてやってくるようです。 はじめ、前歯の裏側の辺りがヒリっとしたかと思うと、そこから熱を帯びた痛みがじわじわと、まるで傷口に巻いた包帯に赤黒い血液が染み出していくように広がってくるのです。口中はたちまち燃えるような痛みと