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テクトニクスのロケ地

「テクトニクスの手紙」は自分にとって、完結まで描くことができた人生2作目の中編マンガです。
舞台は架空の世界ですが登場する建物などは実際のものを参考にしています。
というわけで作中に描いた舞台の元ネタを「ロケ地」と銘打って紹介しようかと思います。


  • 自分が漫画を描き始める以前に撮ったものが多く、人が写っている部分は黒塗りにしてます

  • 名称の後ろの()は登場した話数です

金華山(1話)

2011年の東北地方太平洋沖地震の震源に最も近い島。
Reborn-Art Festivalの島袋道浩氏の作品「白い道」を訪れた際に撮影。

港区立郷土歴史館(1話他)

東大安田講堂などを設計した建築家内田祥三氏による旧公衆衛生院。多くの映画やドラマでもロケ地となっているそう。館内の講堂やホールなども背景として使わせてもらいました。
ちなみに徒歩圏内で同じ日に撮影した高輪消防署は別のマンガ「キンセカイ跋渉記」で使いました。

都営辰巳一丁目アパート(1話他)

団地外観と給水塔を使用。同じタイプの給水塔が指呼の距離にある都営大島5丁目アパートにも存在しています。

野方配水塔(6話)

シンプルな辰巳の給水塔とは逆にレトロなデザイン。
作中では人物を大きめに描いてます。これに限らず、見栄え重視で実際のサイズ感は無視して描いています。

旧根岸競馬場一等馬見所(6話他)

横浜の根岸森林公園にある競馬観覧施設として使われていた建築。

大谷石地下採掘場跡(10話他)

栃木県にある大谷石の採石場の地下空間。特撮番組でもよく見るロケ地。
ここは2010年に訪問。当時は大学の研究所のような施設だったけど今はリニューアルしてオシャレなショップとかもあるそうなのでいつか再訪したい。

石切山脈(11話他)

茨城県笠間にある稲田石の採石場。こちらも特撮番組などでよく使われる定番ロケ地。ここも自分が見学した後にカフェができたりしたようですね(入場料が必要になったみたい)

ジョットの鐘楼(8話)

イタリアフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に隣接する鐘楼。マンガ内、もっともサイズ感無視して描いた建築かもしれません。

コロッセオ(11話他)

言わずもがなローマの円形闘技場。イタリアのこの2箇所は自分の数少ない海外旅行で撮った写真から。

松戸市立博物館(15話)

昭和の団地を再現した展示があります。ということで団地内部を描くために訪問してめちゃくちゃ写真撮ってきたけど、マンガ内ではあまり登場できませんでした。

ヒアシンスハウス(16話)

埼玉県浦和の別所沼公園にある詩人で建築家でもあった立原道造氏による小さな住宅。さいたまトリエンナーレ2016で訪問。


他にもいろいろありますがいったんここまで。
機会があれば他のマンガでもやろうかと思います。


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