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(イントロ)こんな美容師もアリでしょ。

なんとな〜く美容師になってから、気づけばもう24年も経ちました。

そもそも当初は、美容師を目指してもなかったしねぇ。。。

まだまだケツの青い19歳の1994年の3月からだから(途中辞めた時もあるけど...)

気づけば、43歳の中年ですわ。ええ。

でも40歳を越してから、いい意味で技術も考え方も脱力してきて

正直なところ

ようやく美容師の仕事ってものが本当の意味で

「好き」になってきた感じがします。

(ずっと来てくれてるお客さんにはしつれいな話やけども...)


ということで、

これから

僕がどういったいきさつで美容師を目指し

なんとなく続けて

いつのまにか独立して店も出し

そして今は、ドイツのベルリンに進出しようと目論んでる

(現在の店はどうしようかも、ノープランなままですが...)

そんな美容師としての24年の道のりを

書き綴っていこうかと思います。


で、今後の続きは (1.だけ続きで見れます)

こんな美容師もアリでしょ。(本編) (有料)で見れますので

僕にランチをおごる感覚で

ご飯食べながら、話を聞く感じで購入していただけたらなぁと思います。



1. とくに美容師を目指してたわけじゃないんです 18歳の頃


特に美容師を目指してたわけではない18歳の高校3年の頃

1993年 8月終わり

夏休みも終わりに近づく頃

本気で進路を決めなければいけない時期にきてました。

ざっくりと「サラリーマンだけにはなりたくないっ!」というのは

強く心の中にありました。

じゃ、何がしたいかというと...

とにかく「クリエイティヴ」な仕事で、

(重視してたのは響きだけです 笑)


漠然と「アーティスト」になりたいなぁと。

それは、ミュージシャンの方ではなくて

芸術家の方のアーティスト。


で、何を表現したいか?って言われると...

特になくて(笑)

どちらかっていうと

自分が働く環境の方を、かなり強くイメージしてました。

それはもう具体的に。

少し古びれたガランとした空間で

壁はレンガ造りで、キレイな感じでなくて

何十年も経ったような、エイジングが出てて

(ジュウ・ドゥ・ポゥム著 パリのアトリエ より)

ラフなファッションで

その日の気分でいろんな音楽を流しつつ

なにかわからないけど、作業をしてるイメージ。


そういう環境で楽しく仕事したいなぁって

思い描いてましたね。ええ。


18歳から少しさかのぼって

14歳の頃


僕は、中学3年の2学期から不登校になり

(兵庫県赤穂市という片田舎です)


高校入試前と入試後の数日と卒業式のみしか学校に行ってないから

そんな状態なので勉強は当然さっぱりで

救いようのないバカばかりが行くような私立高校に行くも...

(名前さえ書けば入試に受かるような感覚の学校)

そこでまた、不登校になっちまいまして

(越境しないと、行ける学校がなくて岡山県岡山市まで電車で1時間半かけて通学のため通学が面倒になったのもある)


おかげで見事に留年となり、1年生を2回経験しました。


なぜ不登校になったかは、

簡単に言うと無気力です。(いじめはなかった)

学校に行くのが面倒、朝起きるのがつらい、そもそも学校に行くのが強制されてる感じでイヤ

という、しごく動物的な理由です。


そんな感じですからもちろん大学へいく学力もなく

卒業後はあんまり進学も考えられなくて

むしろ自立したかった気持ちが強かったですね。


話を時間軸を18歳に戻して

1993年の9月始め

進路のことで2回目の1年生の時に担任だった先生に職員室で相談したんです。

(不登校の無気力な僕に理解を示し前向きにさせてくれて、とてもお世話になった)


上記で説明したアトリエのような空間で楽しい環境で働きたいと。


そしたら、先生はこう言いました。

先生「食えなくても、やっていく自信はあるか?」

僕はかなりのダメ人間だったので

僕「あ、ないです。食っていける方がいいです」


即答すぎて先生には唖然とされましたが...(笑)

すると先生は

先生「美容師はどう?オマエは見た目も考え方も中性的だからいけると思うけど」

すかさず、僕は

僕「そういや、ヘアアーティストって言いますもんね〜。じゃ、美容師やってみますわ」

と実にかる〜い決断で

華やかな世界しか想像してない状態で


1993年 9月後半

関西圏と岡山の一部にチェーン展開しているヘアサロンの面接を受けて

無事面接合格。


そこからは

就職初日までタガが外れたように遊びまくりました。

高校卒業・就職まで高校生活が残り約6ヶ月ぐらいあったけど

もちろん一度も、「美容師の仕事ってどんななんだろ?」って

想像したり、考えたことはなかったです(笑)

友達からは「一度オシャレな美容院に行って、どんな感じで働いてるのか見てみたら?」

なんて言われましたけど

実は僕、高校4年間は(幼少期は床屋だし、中学は校則で強制丸坊主)

自分で髪を切ったり染めたりしてたから

特に行く意味も見いだせなかったし

そもそも人の髪型をどうこうするかなんて

まったく興味がなかったんです。

てへへ...



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