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何度も足を運びたい街 後編


前編の続き。後編では主に2021年の4泊5日の四国旅行、2022年の5泊6日の九州旅行、2023年の6泊7日の北海道旅行と、大型旅行で各地に寄ることが多かった。今後は転職などもあり、資金的には余裕ができるものの、休暇取得の問題や気力や体力が続くかどうかまだなんとも言えないのでここまで大規模な旅行することはなさそう。日本最北端まで足を伸ばしたおかげで満足してしまったこともあるし。

前編はこちら


北海道函館市

2021年冬来訪。道南地域の中心都市にして日本有数の観光都市。1月第2週という雪が降り積もる中、憧れの函館に行くことに。地元で有名なラッキーピエロのハンバーガーや函館駅前の根室花まるの回転寿司、外が吹雪く中暖かい店内で食べた出来立てのピロシキなど、北海道らしいグルメも心ゆくまで堪能できた。

床がとても冷えた箱館奉行所
雪と夜景と五稜郭🌟
函館市街地の地形が一目でわかる函館山からの景色

愛媛県松山市

2021年夏来訪。愛媛県の県庁所在地にして四国地方の最大都市。現存十二天守閣を有する松山城や、夏目漱石『坊っちゃん』、司馬遼太郎『坂の上の雲』などの舞台としても知られる。道後温泉に入浴できないなど心残りはあったけど、松山では概ね満足できた。

いよてつ高島屋屋上の観覧車から見えたこの世の終わりのような風景
道後温泉は入浴できなかったのでリベンジしたい
実在したみかんジュースの蛇口@松山城

愛媛県宇和島市

2021年夏来訪。愛媛県南部の旧城下町として知られる歴史と風情のある港湾都市。
宇和島は松山から特急で1時間半とアクセスがやや不便な分、手間暇をかけて旅した感があって、心の底からまた行きたいと思える街だった。現存十二天守閣の宇和島城から見た市街地や宇和島湾の景色は絶景だったし、鯛めしをはじめ海鮮を中心に食事も美味だったしね。

宇和島名物鯛茶漬け。地元の回転寿司チェーン「すしえもん」は北海道の回転寿司に負けていない
天赦園の雰囲気が好き
宇和島城から一望できる宇和島の風光明媚な景色

鹿児島県鹿児島市

2022年春来訪。鹿児島県の県庁所在地にして、前回の記事の分も合わせて取り上げる街の中では最大の都市。錦江湾の対岸に桜島がそびえる景色で知られる明治維新のふるさと。
正直そこまで期待はしていなかったが、街の賑わいも史跡も絶景もある魅力的な年だった。仙巌園のそばのスターバックスも近代建築を利用しており、歴史的資源を有効活用していたように思う。

鹿児島中央駅の駅ビル屋上の観覧車から眺める桜島と鹿児島市街地
大正~昭和期の百貨店と新型の路面電車が共存する街・鹿児島
仙巌園はどこか南国の雰囲気のある日本庭園だった

熊本県天草市

2022年春来訪。天草地方の中心都市であった本渡市などが合併して成立した、天草下島の大部分を占める都市。天草・島原の乱や天草四郎の歴史などで知られる、今でもキリスト教と縁の深い街。
熊本駅発着のバスツアーで丸一日かけて天草を訪れたけど、戦国時代~江戸時代までのキリスト教に関する展示のある博物館や教会をいくつも訪れ、当時の歴史に思いを馳せることができた。

思ったより(?)都会だった天草市中心部(旧本渡市)
潜伏キリシタンが信仰を守り抜いた﨑津集落のカトリック﨑津教会
天草の寿司はネタが新鮮かつ大振りで食べ応えがあった

島根県松江市

2023年冬来訪。島根県の県庁所在地にして、中海と宍道湖という2つの大きな湖に面した湖の街。松江市では松江城と松江フォーゲルパークを訪問。
城を見たり鳥を見たり、というと静岡県掛川市を思い浮かべるが、松江フォーゲルパークも元々は掛川花鳥園と同じグループが運営していたらしい(今は経営権が移って直接の関係はない)。松江も見どころが多かったのでまた行ってみたい。

現存十二天守の一つ、松江城
松江城の縄張り内にあるザ・明治建築の興雲閣
正月らしくアヒルが鏡餅を務めていた松江フォーゲルパーク

京都府宮津市

2023年春来訪。日本三景・天橋立を擁する旧丹後国の都市。天橋立が京都府にあると知っている人は、東日本にはそれほど多くないはず。同じ京都府とはいっても、京都市周辺とは180度と言っていいほど雰囲気が異なるので驚き。
天橋立は徒歩や自転車で通り抜けることができるそうだが、そこまで時間をかけていられなかったので、船で対岸まで移動することに。泊まったホテルは隣町の与謝野町にあるが、部屋によっては天橋立が見えるそうなので、やはり結構広い範囲から見ることができるようだ。

砂洲が宮津湾に掛かる橋となった天橋立
天橋立の松並木
天橋立の側を走る遊覧船を追いかけるカモメとトビ

福井県敦賀市

2023年春来訪。福井県南部の嶺南地方の中心都市にして港町。2024年3月、北陸新幹線が敦賀駅まで開通を控えている。敦賀は国際的な港湾都市であり、リトアニアに駐在していた杉原千畝副領事が「命のビザ」により救ったユダヤ難民を乗せた船の最終目的地でもあった。
敦賀港駅跡の博物館や敦賀ムゼウムなど、定休日(水曜日)の関係で寄れなった施設があるので、北陸新幹線が敦賀駅まで開通した暁には是非とも再び寄りたいところ。

海外の貨物船や海上保安庁の巡視船が停泊する国際港湾都市
リベンジしたい人道の港敦賀ムゼウム
ここも休業日だった敦賀赤レンガ倉庫

北海道釧路市

2023年夏来訪。旧釧路国の中心都市にして、夏も冷涼な気候で知られる道東の主要都市。
この街では釧路空港の近く釧路市丹頂鶴自然公園で特別天然記念物のタンチョウを目の前で観察したり、地元の回転寿司店で寿司を奢ってもらったり、趣深い夜霧の中、川沿いの公園を歩いたりバーで飲んだりと非日常感に満ちた思い出作りをすることができた。釧路は冬にまた行きたいところ。

霧の街KUSHIRO
街中に唐突に出没するキタキツネ
幣舞橋から見た夕陽がエモかった

北海道稚内市

2023年夏来訪。日本最北端の都市として知られる最果ての街。帯広、釧路、摩周湖、網走、旭川と来てついに稚内にたどり着いたという流れで、稚内駅に到着しただけでも感慨深かった。到着して1日目はバスの運行時間の関係で宗谷岬行きを諦めたが、次の日(旅の最終日)の午前中の時間を使って、なんとか最果ての宗谷岬へと至ったときは達成感で感無量だった。もうしばらく旅はいいや。

最北の鉄道駅・稚内駅。来ただけで感動
稚内名物たこしゃぶは絶品だった
ついに日本最北端・宗谷岬に到達



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