紙徳真理子(かみとく)

紙徳真理子(かみとく)

最近の記事

『ツキュディデスの場合』(田中美知太郎 著)の註・あとがき・全集十二巻の解題など

FB:11月に投稿→続きを12月に投稿→12月の内容をnoteに転記。 (約32,600字) 1、前置き(1)註は、先月、途中やめになっていた続きです。今回も途中までです。 (2)「あとがき」は、何も知らない時に読んで表面的な部分だけをわかったつもりになっていました。しかし多少のことを理解できた上で読むと、文章の持つ重みを改めて感じることができます。今までスルーしてしまっていたけど、実は重要なことだったのかと、気づくことができます。もちろん私はまだすべてを理解できているわ

    • 【PFIZER LEAKS: Whistleblower Goes On Record, Reveals Internal Emails from Chief Scientific Officer & Senior Director of Worldwide Research Discussing COVID Vaccine ... ‘We Want to Avoid Having the Information on the Fetal Cells Floating Out There’】

      (約7,700字) https://www.projectveritas.com/news/pfizer-leaks-whistleblower-goes-on-record-reveals-internal-emails-from-chief/ Pfizer Whistleblower LEAKS Execs Emails EXPOSING Suppression of Covid Vax Info From Public - YouTube - Project Ver

      • アリゾナ州の選挙監査の結果

        (約3,500字→当日夜に追記したので約4,400字) カレン・ファン上院議長(共和党) 「目的は州選挙制度を改善することであり、結果を覆すことではない」 「今回の法定監査の結果を受けて、州検察に調査を依頼する予定である」 ■手集計の結果 バイデン氏は99票増え1,040,873票。トランプ氏は261票減り995,404票。 ■問題のある票(マリコパ郡) 57,734票 → ・重複投票:34,448票 ・追加投票:最大5,295人 ・複数の郡で投票:5,047人(cou

        • 「ミュートス」

           (約六万字)  田中美知太郎先生の「すべてのすぐれた哲学は、理想についてかくのごときミュートスを含む」という言葉について考えてみました。 □■□■ 0、過去のことを現在考え将来につなげる いつものように迷子になりながらなんとか進みましたが、結論までたどり着くことはできませんでしたし、「なあんだ、そんなことなら知ってるよ」って思われるような内容です。けれども、他の人がとっくに卒業してしまっていることを、私はまだ学んでいる途中なのです。本当のところはどうなんだろう?って気

        『ツキュディデスの場合』(田中美知太郎 著)の註・あとがき・全集十二巻の解題など

          福祉サービスに関する法人税課税問題研究報告書

          (約六千字) 課税事業をされている法人さんへ。 3月決算のところは5月末が締め切りでしたね。 申告お疲れさまでした。 ところで、その事業、ほんまに課税事業ですか? 「はい、税務署に確認して、課税事業って言われました」 「顧問税理士が、課税事業って言ってます」 そうですか。 そうですよね。 でも、納得されてますか? ちょっと気になる報告書が、発表されていますよ。 来年の申告に向けて考えてみるのはどうでしょうか、っていうご案内です。 * * * * 1、公権力の発動の

          福祉サービスに関する法人税課税問題研究報告書

          新型コロナウイルス、ワクチン、そして、、、、

          
(FBからnoteへ転記:約11,100字) この投稿、FBに削除されるのかなあ。 私は反対派じゃないんだけどなあ…。 言いたいことは5番目に書いています。
 ■□■□  1、新型コロナは単なる風邪じゃない私はFBに一年以上前から、「新型コロナは単なる風邪じゃない」という趣旨の投稿をしてきました。 今もその気持ちは変わっていません。 軽症や無症状のまま治る方も多いですが、重症化や後遺症等で大変だという方も少なくありません。 (どこかの誰かの話ではなく、近いところから聞

          新型コロナウイルス、ワクチン、そして、、、、

          投票と徳

          投票と徳(約20万字)  選挙の話です。  私たちはなぜ投票するのでしょうか。 
  今回の投稿は、前々回(28万字)と前回(5万字)の投稿(仮題)で出てきた疑問を考えるための内容です。いつものように結論らしきものは特にありません。 
  このシリーズをnoteに投稿する前、FBに投稿した時のタイトルは「葛藤を乗り越えるために」でした。リベラル寄りの私が感じていたもともとの葛藤は乗り越えられたと思っていますが、新たな形での葛藤が始まっています。 
 * 
  私は、選挙の公

          2020年12月1日から Vol.2(仮題)

          自分のメモ。米大統領選挙の話。(FB 2020.12/22の投稿より転記) 〜葛藤をどう乗り越えるか 12/1の続き〜 この投稿について。2020年12月1日からFBに書いてきたものを、12月22日からnoteにも書くようになって、ほぼ毎日追記をしてきました。しかし2021年1月18日に文字数が288,245字を超えてしまい、文字数制限がかかりました。ですので新たにVol.2を投稿し、1月19日以降はこちらに書くようにしました。1月21日以降にも書き続けるかどうかはまだわ

          2020年12月1日から Vol.2(仮題)

          2020年12月1日から Vol.1(仮題)

          自分のメモ。米大統領選挙の話。(FB 12/22の投稿より転記) 〜葛藤をどう乗り越えるか 12/1の続き〜 1/18, 本日、文字数が288,245字に達しました。文字数制限がかかりましたので、この投稿への追記はここまでにして、明日からは新たな投稿をするか、ここで終わりにするか、また考えます。 →Vol.2を作りました。いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m https://note.com/kamitoku/n/n78e54ebe5be4 (なお現在、

          2020年12月1日から Vol.1(仮題)

          〜「イデア」〜 (2023年09月28日追記:①コメントへの対応...1回目の返信1〜7/2回目の返信1〜8/3回目の返信1〜11②ピタゴラスと豆)

          〜「イデア」〜 (約9万6千字+3千字) (2023年09月28日追記, 30日加筆修正, 10月02日微調整)  「ピュタゴラスは豆が嫌いだった」という説明は昔から有名である。  「ピュタゴラスは豆を避けていた」という話はカッリマコスやキケローも記している、と、帝政ローマに生きたアウルス・ゲッリウスの『アッティカの夜』という寓話集にも紹介されている。  1512/14年のフランスの写本[Speculum principis (王子のための鏡)]にも、ピュタゴラスが「そら

          〜「イデア」〜 (2023年09月28日追記:①コメントへの対応...1回目の返信1〜7/2回目の返信1〜8/3回目の返信1〜11②ピタゴラスと豆)

          〜「名目」〜

          〜「名目」〜 (約3万4千字)  9月は、【肖像画家みたいな仕事】をされている先生のお手伝いをさせていただきました。  しかし絵を描くのではなく、文章でそれを表現するのです。  現場の人から、これから取り組みたいことをお伺いし、イメージを言語化して具体的な計画に落とし込んでいく中で、ご自身が気づかれていなかった強みを一緒に発見していく仕事は、自画像よりもその人らしい絵を描く肖像画家の仕事と、なんだか似ている気がするのです。  そこで求められるのは、「私が考えていること」

          〜「ミソロゴス − 主として言行一致の要求における − 」〜

          〜「ミソロゴス − 主として言行一致の要求における − 」〜 (約6万字)  【雲】から見る海は…。  今月のカレンダーのテーマは「水引」ですが、私の話はどんどん脇道にそれて、 “ ハゲ問答 ” まで登場してしまいました。  しかしこれは国会の速記録にも残っている論議の場面であり、いたって真面目なお話であります。  私の父も「ハゲ」と言ってよいと思います。ですので、下記の記事はちょっと気になってしまいます。  ↓ 薄毛の人はコロナが重症化しやすい?(忽那賢志) - 個人

          〜「ミソロゴス − 主として言行一致の要求における − 」〜

          〜「ロゴス」〜

          〜「ロゴス」〜 (約5万字) 娘:「想像した結果がもし間違っていた場合、それで困ることがあるか?」 私:「いや、そうでもないかもしれないとなんとなく思っているけど、でも自信がない」 娘:「なら、宇宙の広さを定規で測りに行かなあかんな」  …もしかしたらうちの娘(Kさん)は、うじうじしている私を励ますつもりで何気なく言ってくれたのかも知れません。でもこの言葉の中には、もしかしたらすごいことが含まれているんじゃないかと思いました。そこで、ちょっと考えてみました。  自分だけ

          〜「過去」− 記憶と歴史について − 〜

          〜「過去」− 記憶と歴史について − 〜 (約5万字)  過去は、どこまでさかのぼれるのでしょうか。  現在の宇宙年齢は、138億年と推定されています。  現在の学問とか認識的には、宇宙創成から【10のマイナス44乗】秒後に重力が誕生したと考えられています。  量子論と相対性理論を統一した理論がまだ確立されていないので、それ以上の時間をさかのぼることは今のところ出来ないのだそうです。 ↑(放送大学教材「初歩からの宇宙の科学 '17 」第15回 宇宙の進化:講師 吉岡一男,

          〜「過去」− 記憶と歴史について − 〜

          〜「未来」〜

          〜「未来」…将来や希望と区別されるのはなぜか〜 (約3万2千字)  写真の右上に亀がいます。岩の下に甲羅がちょっとだけ見えています。私は、亀がいると知っているので見えますが、知らなかったら気がつかないかもしれません。  「亀がいますよ〜」と、念のためお知らせするのは、余計なお節介と思われるのでしょうか、それとも… (『櫻守』の笹部新太郎博士邸の面影が残る神戸市の桜守公園) □■□■ 1、今月の文章は少し長くて、八節まであります【田中美知太郎「未来」1943年(『ロゴ

          〜「時間」〜

          ・自分だけの時間。 ・他者と共有する時間。 ・誰のものでもない時間。 (だいたい3万字くらいの記事) ----  つかれ知らぬ時は、不断の  流れにみちあふれて去来し、  自己を自己みずから生みつつあれば、  双生の熊星は  いそがしく羽ばたきして、  アトラスの担う蒼穹を見張る  『ペイリトゥス』  (田中美知太郎「時間」一節より) ---- □■□■ 1、今月の文章は、「時間」です。 1941(昭和16)年に発表されました。 先月に引き続き、田