ねんがんの　Eバイクを　てにいれ…

今回はついに納車回。
藤沢市周辺は電動専門のモトベロさんがあるなど、比較的恵まれたショップ環境があるのですが、車種共々色々考え選んだショップはジャイアントストア平塚でした。
大和店でも良かったのですが、距離は同程度で行きやすさは平塚の方が上という訳で店舗に行くと、試乗からサイズの選定までしっかりとやって下さり、その場で即決となりました。
一緒にスポーツバイクで使う仏式の空気入れやテールライト、鍵も一緒に入れて見積もりを出してもらい契約完了。それから一週間後に無事納車！のはずが…

フレームって本当に割れるんですね

契約してから一週間、納車日の前日に見慣れない番号から一本の電話が。その場では出ずにグーグルで番号を調べるとジャイアントストア平塚という事が分かり、仕事中ながらついに納車のお知らせか！と即折り返すと購入時に対応してくれた方から一言。

「申し訳ございません、入荷したフレームを組み立てていたらヒビが見つかり、再注文したフレームが届くまでにもう一週間ほどかかります。」

電話応対もとても丁寧だったので、お、おうそういう事もあるんだろうなと思い、翌週にまた改めて納車される事になったのですが、調べてみるとそんなに無いらしいね！なんで！

今度こそ納車

梅雨も半ばの7月初旬、ついに納車日となり電車で平塚駅に降りると雨が降り出していた。いや天気予報で午後は雨とは出ていたんですが電車乗る前は大丈夫だったんですよ…
先方にも雨だったら支払いと説明だけ終わらせて、後日引き取るとは話していたのでそのままジャイアントストア平塚店に向かい、ついに念願のEバイク ESCAPE RX-E+とご対面。

クロスバイクで人気のある車種、ESCAPE RXをベースにヤマハと共同開発した高トルクのモーターを搭載しているEバイクで、ダウンチューブ内蔵の大容量バッテリーでの走行距離は一番強力なスポーツモードで90km、一番弱いエコモードだと何と200kmもモーターアシストを受けて走る事が出来る。電動アシスト自転車と呼ばれるジャンルとは雲泥の差の走行距離で、しかもこの距離は常時アシストを受けての話しなのでアシストが切れる24km/h以上の速度を出すと走行距離は更に伸びるというから恐ろしい。
バッテリーに電力供給されたフロントライトもあり、更には表示デバイス横のUSBからの給電も可能で、スマホのモバイルバッテリーで使われる3.7v換算だと実に136000mAh、iPhone XS Maxが50回は充電出来るのである。停電の時にあって良かったEバイクとなる日が来るかもしれない。

という説明は置いておき、かかかか、かっこいー！と30半ばのおじさん心の中は小学生男子となり、ニヤケ顔を隠しながらEバイクの注意事項やシフトチェンジ、ブレーキの仕方、空気入れの方法など細かい説明を聞いた後、シートポストの長さを調整、そして生憎の雨なので支払いだけ済ませてその日は帰宅と、はなりませんでした。

「小雨なんで乗って帰ります」

完全にウキウキを堪えきれていないのである。雨降っていたらまた来ますとは何だったのだと店員さんも思ったであろう。しかしこんなカッコイイ物を目の前にして小学生男子は我慢出来るはずが無いのである。

初めてのクロスバイク、初めての電動、そして10年ぶりの自転車

小雨といえどそれなりに車体が濡れてしまうコンディションの中、平塚から自宅までの13km弱を乗ってみての感想は速い！楽！たのしい！と語彙力の無いものしか浮かばなかったです。

まず漕ぎ出しが電動なら当たり前なのだろうけど、とにかくラク。ローギア近くの状態で漕ぐと、あっという間に速度が20km/hぐらいまで上がり、車よりも信号スタートが速いと言っても過言では無い状態。早すぎて車道で車の後ろについてると、車が走り出してもフル加速しないように注意しないとぶつかりそうになるレベルである。

そして腐ってもクロスバイク、アシストが切れる24km/h前後でも殆ど負荷無くペダルを回していられる。昔乗っていたシティの速度がどれくらいかはまったく覚えていないけれど、国道沿いに走っていても歩道を走っている電動アシスト自転車やシティバイクをあっという間に抜いていける速度が速い事だけは理解できた。

何よりも久々の外での運動が楽しい。このご時世なので2月辺りからほぼ自宅と職場の行き来しかしていなかった人間には余りにも刺激的すぎた。モーターに助けられながらも、周りに気を張り、道路上の情報を識別しつつ身体を動かすこれは、紛れもないサイクルスポーツでしたね。
特に10km走った後の尻の痛さは運動している感を一番感じました。思わずグーグル先生に何度も尻痛いで調べてしまう程に。

疲れた身体にほどほどの負荷とお外うろうろ。凄く良いですよ、Eバイク。