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令和3年(2021年)にお詣りをおすすめしたい神社とは?

令和3年(2021年)が始まり、1月15日の小正月を過ぎると、途端にお正月気分も薄れてくる頃かもしれません。
まだまだ寒い日が続いていますが、皆様は心身ともに元気にしていらっしゃいますか?

大きな都市のある都府県では、引き続き緊急事態宣言が出ている最中です。
今年はまだ、初詣へどこの神社にも出かけられていないという方もおられることでしょう。

こんなご時世だからということを除いても、お正月期間の「初詣」にこだわる必要はありませんし、それぞれの方が良いタイミングで心地よく神社へのご参拝をいただけたら、私たち神社関係者はとてもうれしく思っております。

そこで、今回は今年の令和3年(2021年)は、どのような年なのか。
「十干十二支」の話や「九星氣学」の視点も交えながら、先人たちが見出して知見を積み重ねてきてくれた「万物の流れ」とも言える「暦」に基づき、この一年に対する向き合い方のお話をしましょう。

その上で、今年ぜひ皆様に足を運んでみていただきたい「おすすめの神社」をいくつかご紹介させていただきたいと思います!


丑(うし)の年とはどんな年?

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子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)……。

2021年は、丑(うし)年。
子(ね)年から始まる十二支の中では、二番目に巡ってくる動物、丑が主役の年になります。

不思議な話ですが、この「十二支」というのも、その年が時代の「流れ」の中で、どのような一年であるのかを教えてくれる、大切な役割を持っているんです。
分かりやすいように、箇条書きにしてお伝えしていきましょう。

・ゆっくりと着実に進んでゆく年
・辛抱強さや粘り強さが肝心の年
・世の中に流されすぎず、誠実な心を守り抜くべき年

丑という動物からも連想されるイメージの通り、先人たちは「丑年」に対して、このような流れがやってくる年であることを、そっと教えてくれています。


十干十二支では「辛丑(かのとうし)」の年

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そして、日本に伝わる「暦」の考え方には、十二支以外に「十干(じっかん)」という数え方が存在します。

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き)……と言って、十日ごとに数えられた「日」を表現する言葉。
一ヶ月を上旬・中旬・下旬で分けて、それぞれ10日を甲乙丙丁……と順に数えていたのです。

あまり耳なじみがないように思えるかもしれませんが、契約書などで登場する「甲・乙」や、「甲乙つけがたい」の言葉にも登場していますね。
昔は通知表の成績の付け方も、ABCDではなく「甲乙丙丁」でつけるのが一般的でした。

それはやがて十二支とも結びついて、10年で一周の「十干」と12年で一周の「十二支」とで60通りの組み合わせを持ち、60年でひとまわりの「十干十二支」という暦の数え方に発展しました。
そして、「干支(えと)」というのは「十二支」だけのことを指すと思われがちなのですが、実は「十干十二支」の組み合わせで、はじめて「干支」になるのです。

つまり、今年の「干支」を正しく言うなら、60通りのうち38番目にあたる「辛丑(かのとうし)」と呼ばれる年。
(十干は十二支と組み合わせる場合、五行陰陽に基づいて、読み方が「きのえ」や「ひのと」などと変わります。これについては、また別の機会に……)

そして、この「十干」の意味も含めて確認すると、2021年がどのような流れを迎える年なのかという事実が、さらに細かく見えてきます。


「辛丑」とはどんな年?

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「辛丑」の「辛(かのと)」は、十干の8番目にあたります。
「辛」の文字は「新」と同じ意味を持っており、草木がついに枯れてしまい、新しく世代が生まれてこようとする「準備」の段階を指しているのだそう。

ここでさらに、十二支の「丑」とも組み合わせて考えてみましょう。
すると、令和3年(2021年)に対して見えてくることは――。

まさしく、新しい世代のために一度枯れたものがある中で、それでも新たな世界を信じて、誠実に辛抱強く進んでゆく心の強さが必要な年であるということが解るのです。


九星氣学では「六白金星」の年

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ここで、もうひとつ視野を広げるために「九星氣学」における視点からも、今年の分析を行ってみましょう。
神道における暦の捉え方でも重要視されているのが、9年で一周する星回りにおけるバイオリズムを教えてくれる「九星氣学」です。

一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星……。
今年は、その6番目に当たる「六白金星(ろっぱくきんせい)」の年になっています。

九星氣学では、それぞれの年がさまざまな物事を象徴していることを教えてくれるのですが、新たな物事を始めるための「精神」的な意味での始まりを象徴する年でもあるので、いかなる場面でも「希望」や「アイディア」を大切にするように心がけましょう。

この先に向けて新しいことを始めるために何か考えを練ったり、現実に打ちのめされることなくコツコツと下準備を練り始めるのに向いています。

さらに、六白金星は「神仏」を象徴する年でもあり、天や太陽を象徴する星回り。
つまり神社仏閣に訪れることは、特に「吉」とされている年だと言えます。

中でも、伊勢の神宮にもいらっしゃる「天照大御神(あまてらすおおみかみ)様」をお祀りする神社に、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
「天祖神社」「皇太神社」「神明宮」「神宮」の名がつく神社は、天照大御神様をお祀りしている神社です。
お近くの地域でも、見つけることができるかもしれません。

「天照大御神様」は、日本全体の氏神様――。
日本も、まさに「国難」を迎えている年ですから、自分自身のことだけではなく、この国と国民全体の平和を祈るのも大切なことですね。


2021年に参拝をおすすめしたい神社とは?

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ここまでの内容と、昨今の世情を踏まえて……『神様が宿るくらし』が、令和3年にぜひ、皆様に参拝をおすすめしたい神社は下記の通りです。

辛丑の年
……御祭神は菅原道真公(天神さま)で、牛がご眷属の天満宮系の神社

例:北野天満宮(京都)、太宰府天満宮(福岡)、湯島天神(東京)、防府天満宮(山口)など、全国各地の天満宮・北野神社・菅原神社・天神社

六白金星の年
……日本の国の総氏神である、天照大御神様をお祀りする神社

例:伊勢神宮・内宮(三重)など、全国各地の神宮・天祖神社・皇太神社・神明宮

疫病蔓延の終息を祈って
……疫病退散の祈りを生んだ「蘇民将来」ゆかりの、素戔嗚尊(すさのおのみこと)様をお祀りする神社

例:八坂神社(京都)、氷川神社(埼玉)、津島神社(愛知)、須佐神社(島根)、日御碕神社(島根)など、全国各地の八坂神社・祇園神社・津島神社・氷川神社

最も身近な神様
……コロナ禍で移動も制限される世の中、特にあなたの生活基盤を守ってくださる氏神神社

例:自宅から最も近い神社、職場から最も近い神社


今年は「祈り」を大事にしたい年

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そういえば、ある神社の宮司さんが、2021年を「祈りの年」という言葉で表現されていらっしゃいました。

確かに、このコロナ禍における世界ではさまざまな業界の安定が大きく揺らぎ、これまでの世界の価値観も、少しずつ痛みを伴う変化を促されているようにも感じます。
その渦中において、私たちは決して心を折ることなく、祈りを忘れず粘り強く生きてゆかなくてはなりません。

あらゆる生き物が冬眠したり、草木も一度は枯れてしまう辛い冬の時期も、必ずあたたかな春がやってくると信じる想いが乗り越える力を与えてくれるものです。
私たちの心も、それを信じ抜くために「祈り」のひとときが大切だと言えるのではないでしょうか。

年によっておすすめの神社はありますが、それをしっかりと心で定めて足を運ぶのは、お一人おひとりの気持ちあってこそ。
ぜひ、今回の記事を参考にしながら心惹かれる神社に出かけ、神様に祈りを届けてみてくださいね。


文/巫女ライター・紺野うみ


※神主や巫女が監修・執筆を手掛ける、くらしに役立つ神道や神社の情報を届けるWebメディア「神様が宿るくらし」のコンセプトは、こちらの記事をご覧ください。

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