【ポケカエクストラレギュレーション】クリムゾンヘイズ環境に関しての垂れ流し。


0.初めに

 この記事は取り留めも無くエクストラ環境を緩く考察していくものになります。少なくとも嘘を書くつもりはありませんが肩の力を抜いて読んで情報の精査はご自身で行ってください。大切なのは情報の取捨選択です。

1.今の環境ってどんなもん?

 パラダイムトリガー発売から【ルギアV】と【レジドラゴV】が幅を利かせていたエクストラ環境ですがそれは今現在も変わらないと思います。もちろんexの追加などはある程度刺激になっていましたが、回収ネットの禁止によりVとの差別化点をはく奪されて厳しい立ち位置となってしまっています。一応この後ろには雪道ミュウ等が追従していますが環境での立ち位置はお世辞にも良いとは言えないでしょう。伝わる方にだけ伝わればいい表現ですが征竜魔導環境におけるヴェルズみたいなもんです。

2.なぜそんな環境に?

 そもそもなんで環境でこの2デッキが強いのか、それは片方のデッキに対して勝とうとするともう片方に勝ちづらくなるという部分にあります。

 ルギアの弱点として
・特性ロック
・小型によるサイドレースずらし
・(特殊エネメタ)

 ドラゴの弱点として
・特殊エネメタ
・後手からの継続的なサイド先行
・(特性ロック)

 以上が挙げられます。()の部分は刺さるタイミングがある程度限られるメタです。
 じゃあそれらを全部満たせばいいじゃないかと言う話になりますがそれができるなら苦労しません。
 また、大前提としてこの2デッキは互いに先行後攻を譲り合っている関係にあります。先行特化、後攻特化のデッキはどこかで50%の勝負に勝たなければなりません。当然ですが先行後攻が嚙み合っているマッチアップでもしっかりと勝ち切る事が要求されます。

3.結局何が環境に居るんだというお話

 じゃあルギアとドラゴ以外のデッキは居ないのかという所に着地しますが流石にそういう訳ではありません。これはエクストラバトルの日はもちろん、トレーナーズリーグ、CLでも比率の差はあれど揺るがないでしょう。
 という訳でざっくり存在するデッキを見ていく項になります。本当にざっくりなので詳しい情報はご自身で探してください。

・ルギアV(竜) 後手
 魔法の呪文バトコンサーチャーミツルアッセンブルストームダイブがコンセプト。このデッキの強みはパワー系とみせかけた小回りの良さにあります。ガブリアスVでの高火力ベンチ狙撃、カオスオーダーでの無理やりのサイド取り切り、ジージーエンドでのリソース破壊等様々な搦め手で翻弄してきます。
 弱点としては特性ロックが一番無難でしょう。ただし前に出てきているアタッカーをどかさないと前にいるポケモンに蹂躙される事間違いなしです。また、特殊エネメタに関しては竜相手には刺さるもののルギアはそのままブン殴ってきます。シンオウ神殿を置いて慢心しているとストームダイブで剥がされてそのまま負けます。非エク主体のデッキであればそれなりに有利に立ち回れると思いますがそれでもカオスオーダーだけは気を付けましょう。

・レジドラゴ 先手
 トラッシュの竜ポケモンの技をコピーして戦うデッキタイプ。先ほどのルギアはパワー系とみせかけた小回りと表現しましたがこちらは小回りとみせかけたパワー系です。
 下準備の段階では割と真面目な動きをしますが、一度動き出すとグッズロック、特殊エネロック、ダメージ軽減、300打点、エクストラターン等々を打ち分けてきます。半ば無理やりダストダスによって特性ロックをしかけてくるのもこのデッキの特徴です。タイムレスGXを絡めてこちらにターンを渡さずにダストダスを立ててくる動きは必ず覚えておきましょう。油断してると終わります。
 弱点は特殊エネメタでダブルドラゴンエネルギーを無力化されると技を打つ事が非常に難しくなるところでしょうか。もちろんレガシースターで解答を探しに行く事が可能である以上過信は禁物です。
 それとどこまで行っても各種ルール持ちドロー特性ポケモンに初動を任せる都合上早期での特性ロック、相手からの2-2-2のサイド進行が苦手なデッキでもあります。このデッキに勝つにはこの弱点を突く事が重要です。
 余裕があるならキリンリキで相手の竜ポケモンをロストする戦術も良いと思います。使えるデッキであるなら対策としてフラダリ◇も面白いかもしれません。

・雪道ミュウ 先手デッキ
 詳しくはこの記事を読めばいいと思います。割愛

・ダイスミュウ (個人的には)先手
 欲張りダイス、ジラーチ◇をシャクヤを使ってサイドに仕込みそれらを取り切って勝利する博打デッキです。基本的には先行を取ってスカイフィールド等を活用しながらブン回して前にソーナンスなどの特性ロック系ポケモンを立ててターンを返し、次のターンでミュウVAMXを用意しながらシャクヤを使ってサイドにカードを仕込む。その次のターンで勝ち切るというのが王道パターンです。ちなみに後手を取る構成の場合はミツルで無理やり後手1から殴ることになります。
 弱点としては雪道ミュウと違ってミュウVMAXで相手を殴った返しのターンにはなにも妨害が無い点が挙げられます。1ターン好き放題させるだけでとんでもない盤面を作られるこのエクストラ環境では無視できないデメリットでしょう。
 また、ジラーチ◇は仕込んだ後にスカイフィールド等でベンチを空けるだけで下準備が完璧に終わりますが欲張りダイスはどれだけ頑張ってもコイン投げを避けることはできません。私は裏を出しまくったのでやめました。

ダストミュウ 先手
 先ほど紹介したブン回しの着地点がダストダス+ワンダーロッククレッフィになったデッキタイプになります。引いてはいけないカードが多い上、その尽くに対してリカバリーが難しいという点から個人的には超が着くほど嫌いです。エクストラっぽさはあるんですけどね。

メロゲノ 後手
 ミュウじゃなくてメロエッタで殴るデッキ。手張りが思うようにいかなくともカミツレさえ使えればタブレットと次元の谷を絡めて後手1で殴ってこれる事が強みです。
 非エクでしっかり打点が出せる反面、妨害には脆くザオボーはもちろんの事、うっかりキリンリキなんかが一回決まってしまうとリカバリーは不可能です。

・裏工作リザードンex 先手
 スタンダードでもお馴染みリザードンに最強の小回りカードである裏工作を組み合わせたデッキになります。ルギア相手には非エク特有のサイドレースずらしが有効かつ基本的にリザードンがワンパンできないのでそこそこ有利に立ち回れます。ただし特性ロックがとにかく重たいのでそこに対してどう対処していくかが重要です。

・各種三神 後手
 オルタージェネシスGXを打ってサイドレースを滅茶苦茶にするデッキです。初動の安定感が売りでグズマ&ハラ1枚でオルジェネの宣言まで行えます。そこから各種アタッカーに繋げて勝つというのが大まかな流れになります。アタッカーに選ばれるのはクワガノンVやウガツホムラexコライドンex辺りがメジャー所といった印象。
 ポイントとしては2-2-2のプランを通したいルギアとの差別化でしょうか、1ターン目をパスして3-3でサイドを取り切るなら別にルギアでもターン数は変わりませんし、何より昔より数は減ったとはいえポケモンレンジャーというとんでもない裏目がこのデッキには存在します。その辺とどう向き合っていくかが重要かなと言ったところ。

・こくばバドレックスVMAX 先手
 登場時から結構息の長いデッキタイプ、序盤はホラーハウスGXやクライマックスゲートでテンポを誤魔化しつつ超エネルギーを貯めこんで高火力高耐久を押し付けます。ほぼ超タイプのみで形成されているのでソーナンスがさほど重くないという点は明確なメリットと言えるでしょう。
 弱点はとにかく序盤にやることが無いという部分です。特にルギア相手にこの点が痛く、ただでさえジージーエンドでリソースを奪われるのがキツいのに序盤のサイドレースをしっかり捲る必要性が生じます。
 しかし、長い事このデッキを擦り続けている根強いファンが多いのもまた事実。この時代に黒馬を見たら「生き残り」と思え

・アロライワンショット(各種ワンショットも含む) 後手
 ブン回しからのホラーハウスでターンを貰い、次のターンにアロライのエレキレインでワンショットを仕掛けます。
 対策としてはサイドを二枚どうにかして取れば相手のコンセプトが崩壊するのでそんなもんでしょうか。あとベンチバリアも自然に入るデッキなら良いかもしれません。そもそもサイドボーディング無しBO1における対話拒否系自体がコンセプトとして結構強いのでデッキによっては諦めも肝心です。

・サーナイトex
 スタンで人気なデッキ輸入シリーズ。サイコミラージュで超エネのカウントを増やして火力を出していきます。黒馬でも触れましたがソーナンス下で特性を使えるのも大きいです。
 ルナトーンでサイドレースを有利に進める型やココロモリでLOを狙う型など色々な型が存在しますがどんな型であってもサーナイトが弁慶の泣き所。もちろんダストオキシンもぶっ刺さります。
 逆に言えばリカバリーさえどうにかなれば結構戦えるデッキだと認識しています。今後の構築の開拓に期待。

・雷系 後手
 ミライドンexによって展開力を、カプコケコ◇やサンダーマウンテン◇で速度を出せる優等生デッキです。アタッカーにはミライドンはもちろんのことピカゼクtagやクワガノンが採用されることが多いです。ルギアが雷弱点であることは追い風とも言えるでしょう。
 問題点はとにかく打点不足の器用貧乏、レジエレキVMAXやエレキパワーで誤魔化せないこともありませんが少々厳しめです。また、展開の最中ミライドンexを絡める事を余儀なくされるのでその部分を狙われるのも少々厳しいです。

アマージョV 先手
 スカイフィールドからアマージョでベンチのポケモンをブン投げて打点打を出すデッキ。ヤレユータン+バリヤード+ジラーチ◇のパッケージと空の封印石でサイドレースを捲るのが2023CL愛知から流行っている形です。
 特性ロックが重たい上、手張り進行のみであると殴り始めるのに2ターンかかる、スカイフィールドが無いと中途半端な火力しか出ないという様々な部分に致命的な弱点を抱えているので相手が噛み合った対応札を持ってるかどうかの勝負になりがちといった印象です。

トドロクツキ 後手
 スタンからの輸入シリーズ。あの手この手でトドロクツキの技を連打します。デメリットはプロテクトキューブやブラックマーケットを合わせて帳消し、ないしは軽減します。はじまりのきおくでコピーするなんていう手もありますね。
 弱点は圧倒的リソース管理の難しさでしょう。3エネ付いたポケモンがいとも簡単に倒されていくゲーム展開の中いかにしてエネルギーを維持するかが重要です。また、デッキの性質上基本エネルギーを多めに採用する事にもなると思うのでそのあたりも無視できない課題になるでしょう。
 
ウガツホムラ 後手
 SM期のぶっ壊れカード溶接工でテンポを失うことなく動きながらボルケニオンEXで打点を補助し殴り切るデッキです。SM期に出ていた各種トレーナーズがとにかく優秀で溶接工用のエネを確保できる巨大なカマド、火打石、炎の結晶。挙句単純にハンドアドバンテージを稼げるヒートファクトリーなどとんでもないカードパワーを有しています。ドラゴの項で触れたフラダリ◇なんかを一番強く使えるデッキも間違いなくこのデッキでしょう。
 弱点は火力補助要員のボルケニオンが狙われる点でしょうか、一度だけ真面目にウガツホムラに付き合って後続は無視しながら裏のシステムポケモンを狙われる事が容易に想像つきます。あとブーストエナジー古代を付けてもHPが300を超えないところも少し評価を落とすところ

各種LO、コントロール 多分先手
 一緒くたに扱うべきでは無い事は重々承知しておりますがあまりにも知見が無いためしょうがない。
 強いて言えることがあるとすれば相手のスタートポケモンがナゾノクサだった場合はグッズの温存だけはやめておきましょう。なんなら多少無理に打っても良いと思います。あとは各々のデッキに合わせて対策したほうが生産性があると思います。
 あと私が組んだもので良ければホルビーLOはこちらからどうぞ
   

ざっと上げた感じ多分こんなもんだと思います。クリムゾンヘイズにて追加されたカードにはテツノイバラexやアンフェアスタンプ等エクストラでの活躍が見込めるカードも多いので、この辺りを絡めたデッキが頭角を現す可能性もあります。個人的にはアンフェアスタンプはその内禁止になりそうな雰囲気がしているのですがどうなるんでしょうかね。
 皆様の快適なエクストラレギュレーションライフを祈ると共にこの文章の締めとさせていただきます。

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