神島竜の気になるニュース6月号

2019年6月26日 19:30

こんばんは、神島竜です、今月も気になるニュースを紹介します。5月20日から6月25日のあいだに気になったニュースは以下の通りです。

5月23日新宿で同居男性の腹部を刺し、殺人未遂
5月26日トランプ氏が来日、相撲観戦が話題に
5月27日川崎事件
5月29日本田圭佑が自身のTwitterで、サッカーを教わりたい人を募集。本気でワールドカップを目指す人のみ
5月30日因幡はねる、Ｖtuberの名前を書く書道配信
小説投稿サイトノベルアップ+がオープン
液体のりで造血幹細胞の増殖に成功、イギリスのネイチャー誌で発表
5月31日ゴジラキングオブモンスターズが公開
6月1日元農水事務次官が息子を刺す
6月2日にじさんじのあの3人が禁酒配信
6月3日ドラゴンクエストウォーク発表
金融庁2千万円貯蓄問題が話題に
ハニーストラップ飲み雑談で、リアルライブイベントの開催を発表
6月4日サンリオ大賞結果発表
6月5日南海キャンディーズの山里亮太と蒼井優が結婚
6月7日麻生氏、2千万円貯蓄問題が不適切だったと否定
6月8日あにまーれ24時スタート
香港デモ開始
6月9日あにまーれ24時終了
6月10日阪急電鉄の中づりに批判殺到
　コンビニ弁当の実質値引き実験がローソンで開始
6月11日Vtuberの屍鬼がファンチを注意喚起
6月12日因幡はねる、神楽めあ、犬山たまき
6月13日午前11時45分、国華産業のタンカーが襲われる
　トランプがtwitterで「イランがタンカー攻撃した」とつぶやく
　因幡はねる、糖質制限をはじめる
6月14日あにまーれグッズ販売開始
6月15日ハニスト合宿
6月16日大阪で拳銃強奪事件
6月17日因幡はねると犬山たまきの雑談コラボ
宗谷いちかがゼルダ配信、約7カ月ぶり
6月18日新潟で6強の地震引退
因幡はねる検査入院、復活は21日から
6月19日にじさんじ新メンバー葉山舞鈴とニュイ・ソシェールがtwitter開始
6月20日（アズマ本人希望）引退したメンバーでエピソードトーク
6月23日にじさんじプロジェクトウィンターを配信
6月24日ドラマ「ホームレス中学生」主演の元俳優を窃盗容疑で逮捕
宇森ひなこ復活配信
6月25日にじさんじ新メンバーのニュイ・ソシェールと葉山舞鈴が初配信

　今月は最近、殺傷事件が多いよね、という話とゴジラキングオブモンスターズ、にじさんじ禁酒コラボ、小説投稿サイトノベルアップ＋、あにまーれ24時、今月の因幡はねる、にじさんじプロジェクトウィンターについてはなします。

今月の殺傷事件について

　今月は殺傷事件が多い月となりました。
　なかでも印象的なみっつの事件について語ります。
　まず、新宿で同居男性を刺して、殺人未遂で刺した女性。
　5月23日の午後4時前の通報で発覚。
　加害者である女性は同居している知人男性の腹部を刺しました。
　Twitterでも話題となりました。
　理由としては犯行動機が彼との愛を永遠のものにするためだったという共感の得られないものであったこと。報道で流れた移送時の笑顔が人々にインパクトを与えました。

　次に川崎殺傷事件。
　5月28日の午前7時45分の通報で発覚。
　私立カリタス小学校のバスを待っていた保護者と児童を男が次々と刺し、最後はその男自身も首を自ら指して自殺しました。19人が負傷、うち2人は死亡しました。
　Twitterでは、テレビニュースで容疑者はひきこもりで、家にはテレビとゲーム機があったという報道により、またオタク差別かという意見も出ました。また、とあるNPO理事のかたが「死ぬなら一人で死ぬべきだ」という非難はやめてほしい、といった呼びかけがあり、こちらも議論の対象となりました。こういう凄惨な事件があった時にメディアやネットではどういう反応をすべきか、という何度も行われた議論が今回も行われたんですね。
　こういうのをニュースやネットで取り上げるべきなのか、というのは難しいものがあるんですよね。次で紹介するような事件の引き金にもなってしまうこともありますから。
　そして、元農水次官が息子さんを刺してしまった事件。
　6月1日の午後3時半ごろに殺害者本人が通報。
　元農水次官（76）が引きこもりの息子（44）を殺害しました。
　息子と家族との間には家庭内暴力がありました。
　また、息子さんはネットでは父親が農水次官であることを明らかにしていて、ドラクエ１０で問題行動を繰り返していたそうです。
　事件直後、どうやら息子さんはドラクエ１０を起動したまま殺害されたらしく。Twitterでは街なかで立ち尽くしたままの息子さんのアカウントに複数のプレイヤーが野次馬感覚で取り囲むという画像がTwitterに流れていました。
　インパクトの強い凄惨な事件が多い月でしたね。とくに川崎事件と元農水次官の事件はどちらも社会の外側に出てしまった人が助けが来ない状況により悪化したとも考えられます。川崎殺傷事件は表立って加害者のプロフィールが公表されていないので、はっきりしたことは言えないんですが。後者で刺された息子さんは４０代。その歳だとしたら、バブルがはじけた後の就職氷河期の時代でしょ。東大に進学せず代々木アニメーション学院に行ったらしいんだけどさ。
　あの当時のニュース見てたら、多少社会に絶望して自分の好きに生きてやるくらいには思いそうな気もする。

　なにかしらの挫折があって実家に引きこもった４０代の子供部屋おじさんってのはさ。正直言って他人事に考えられないな、とは思いますよ。今の時代、珍しくないからこそ。ただ、世間の評価でよくある甘えですましちゃいけないものがあるんですよね。

ゴジラキングオブモンスターズ

　５月３１日、『ゴジラキングオブモンスターズ』が公開されました。
　僕も６月１９日に映画を観ました。
　凄かったですよ。著名人の方々の批評通り、たしかにストーリーにはツッコミどころが多かったです。しかし、劇場で体験するという点においてはあれ以上のディザスタームービーはなかなかないなと思いますよ。
　ゴジラと他の怪獣との戦いに巻き込まれている感が強いんですね。
　ちょうど見上げる形だったり、飛行機の中からの視点でさ。
　目の前で怪獣が暴れているのがスゴイ怖いんですよ。
　むかし、映画があまり普及してなかったころ、はじめて映画を観た人は機関車が映っている映像を見て、ホントに轢かれると思って逃げ出したって話があるんですけどね。その気持ちがわかりましたよ。
　マジ、街を壊されて、巻き込まれている感じがして怖いんですよ。
　劇場で観に行ったほうがいいですよ。今の話、劇場で見ないと共感できないです。テレビの、CMがはいる金曜ロードショーで見たらストーリーの矛盾が気になっちゃってゴジラとの戦いに巻き込まれている感覚が共感できないと思います。
　ぜひ観にいってみてください。

にじさんじ禁酒コラボ

　６月２日２１時に、でびでび・でびるの配信でにじさんじ禁酒配信がありました。にじさんじ内でのオフコラボです。内容はお酒で問題を起こした３人がその反省のために禁酒をするというもの。

　禁酒を行うのが、でびでび・でびる、御伽原江良、社築の３名。
　特別ゲストとして、舞元とチャイカも参加、美味しいおつまみがあるなか、二人の前でお酒を飲みます。

　順に２人と１匹（？）がどのような事件を起こしたか説明しましょう。

　でびでび・でびる。異界からやってきた悪魔。
　可愛い見た目とは裏腹におぶらーどに包まない下ネタが出るときがある、ホラー映画が好き。ニコニコで萌え声生主をやって一日で引退するというネタもやってました。あにまーれとのコラボもよくしており、まず宗谷いちかとのコラボ。ホロライブ、にじさんじ、あにまーれ対抗のテトリス。ねるちゃんの学力テストにもおまけ回で参加しました。
　事件が起きたのが３月３０日のOTNコラボ、そこで人知れず吐いていたそうです。

　次に、御伽原江良ちゃん。王子様に憧れる女の子で大学生。
　デビュー当初からいろいろな逆風により注目されていたんですが。ハイペースな雑談によって、それを上昇気流にかえて一気に浮かびあがったひとって印象ですね。絵師さんが物部有栖さんと童田明治さんと一緒でさ。いわゆるキャラのロールプレイングが上手い系譜での３人目だからさ。どうしても彼女自身の自由奔放な性格が批判の対象になったことが多かったんですね。ただ、最近の童田ちゃんを見る限りだと。そのへんを乗り越えていった江良ちゃんの活躍は、彼女たちのキャラの制限を開放していく流れに変わっていってるんじゃないかと思います。
　あにまーれでは宗谷いちかさんと親交が深く、記事を書いている今日泊まってオフコラボをするそうです。また、因幡はねるちゃんも学力テストに呼びたいって言ってましたね。
　禁酒するきっかけとなった事件が物部有栖と童田明治ちゃんへのセクハラ。アーカイブが消えていたため、切り抜きだけでは何とも言えないのですが。この辺に関してはリスナーさんが過剰に反応しただけではないか、というのが僕個人の印象です。

　３人目が社築。会社員、社畜。
　因幡はねるの学力テストで出ていたホロライブの夏色まつりとよくコラボしています。最近だと、夏色まつりのドリームクラブコラボ配信、と緑仙が主催した『引退したメンバーでエピソードトーク』がオススメ。
　事件は１１月に起きました。
　OTN組という、花畑チャイカ、名伽尾アズマ、社築からなる３人組の配信。そこで配信主である社築が泥酔で寝落ちしてしまったことで、急遽、彼が起きるまでチャイカとアズマ、ゲストで来ていたジョー・力一の３人で場をつなぐことに。配信時間は７時間を超え、Twitterでは＃社起きろがトレンド入りしました。

　今回はいわばTwitterやネット内に広がったにじさんじのお酒の席問題の禊落としも兼ねた配信でしたね。お酒の席でこんなことあったよ、みたいなはなしはにじさんじのオフコラボでよくあってですね。切り抜き動画がニコニコでよく流れてたんですよ。
　ただ、切り抜きだからこそ、全体の流れというのがよくわからなくてですね。今回、ギャグ風味にしながらもこんな状況だったんですよ、というのがアーカイブが消えたものも含めて説明されていたのがよかったですね。最初、見た時、じつは僕、あるいくつかの切り抜きでお酒の席の問題と言えばチャイカさんは大丈夫なのかな、と思ってたんですが。実際、チャイカさんはお酒をあまり飲まないキャラであることが配信内で言及されていたのもよかったですね。ああ、いつもお酒を飲んでないんだって驚きました。

　他にも、３人の中で一番お酒が好きなでびでび・でびるの暴走も見てて面白かったですよ。

小説投稿サイトノベルアップ＋

　５月３０日、小説投稿サイトノベルアップ＋がオープンしました。
　じつはオープン前は存在自体を知らなかったんですが。どうやら、僕のTL界隈ではかなり話題になっていてですね。
　小説家になろうやカクヨムなどの、ネット上で小説を書くアマチュアの界隈のあいだで密かに話題になっているんです。僕の相互のかたも何人かノベルアップで連載をはじめた方がたくさんいます。　
　気になる点は２つあります。
　ひとつはレベルという概念。読み手としても書き手としても、投稿したり、小説を読んで感想を書くことで経験値がたまり。レベルを上げていくことで称号やアバターにつける服やアクセサリーが手に入るそうです。
　これらは特定のイベントに参加しないと絶対手に入らないものもあるようです。
　また、コメントやスタンプをもらうことで貢献ポイントが手に入るというシステムがあり、これが将来的には収益化につながるしくみにしていきたいと考えているそうです。こっちはあくまで予定ですね。
　ネット小説に関しては書籍化以外で収益を手に入れる方法をつくろうという考えは小説投稿サイトのあいだでありましてね。カクヨムも投稿者の収益化の仕組みづくりを目指す声明を発表しています。

　こちらは今後の動きに注目していきたいです。

あにまーれ24時

　６月８日、２１時。あにまーれ２４時がスタートしました。　
　Vtuberによる２４時間配信。前例だとぽんぽこの２４、ぽんぽこ２４リターンズ、SEEDs全員集合!!!24時間生配信がある。
　しかし、今回の配信で異例なことは、あにまーれ４人による３D配信であるということだ。タイトなスケジュールで全員のコラボ配信から個人企画が行われました。

　６月９日の１７時の「助けてupd8」でたけしさんがゲスト出演したのですが、それ以外はあにまーれの４人が担当している。これってすごいことなんですよ。

　これを知った時はビックリしましたが、見終わった後は上手いなと思いました。

　まず、２４時間配信とは、その長さとサッカーやワールドカップのようなリアルタイムで追うからこそ味わえるライブ感があるものです。そうなると、自然とTwitterでのつぶやきも多くなり、長い時間のトレンド入りが狙えます。それに３D配信により、あにまーれが３D化できるVtuberであることもあぴーるできます。３月の気になるニュースで話しましたが、２次元のVtuberがテレビやリアルイベントの仕事を取るには、３Ⅾ化するのがまず第一条件としてあるんですよ。そのうえで、３Ⅾ化していることを世間の人々にも認知してもらわなければいけない。
　だからこそ、１周年というタイミングで２４時間配信をすることで、多くの人の目に触れてもらえるように狙っていったんでしょう。
　今回、ゲストを呼ばない形式にしたのも大変だけどやってよかったことです。これにより、４人のキャラがいろんな人に伝わりましたから。あにまーれ単推しだった人は、この配信をきっかけにほかの３人のことをよく知れたのではないでしょうか。
　内容もよかったです。
　まず、日付が変わる前に、あにまーれの新曲「ふぁんふぁーれ」と、スマホゲーム、「暁のブレイカーズ」とのコラボを発表。ニコニコ超会議で放映されたあにまーれによる「ようこそジャパリパーク」も流れました。また、ねるちゃん自記作の年表による、一年の振り返りもよかったですね。
　０時が過ぎ、それぞれの配信が流れる。配信される企画はどれもキャラが出ててよかったですね。
　宗谷いちかさんは、歌枠、しせラジをやり、なかでも街頭インタビューは凄かったですね。録画をあにまーれで見る形となったのですが、じっさいのインタビューはとても難航したそうです。また、ななしに扮した女性の方もとてもきれいでしたね。
　日ノ熊らんさんは、○○行ってきたで宗谷さんと心霊スポットに行きます。二人はかなりアクティブなタイプの人ですから。彼女たちらしい企画でしたね。見てて楽しかったです。『日ノ隈らんの生態』では彼女の睡眠を映した配信。あそこも彼女の可愛さがわかるいい配信でした。
　宇森ひなこさんも、歌枠とおはひなをやります。歌枠で、彼女が「くるみぽんちお」と「コンギョ」をやってくれた時はうれしかったですね。収益化の問題で噂となった歌でしたから、もしかしたらもう自分の枠では歌わないのではと思ってたんですよ。なのでまた聞けたのはうれしかったですね。『あにまーれで肉が食べたい』もよかったです。焼肉屋の１位から１０位をあてる企画。とても面白かったです。
　そして因幡はねるさん、いいとも、から騒ぎなどのテレビ番組を意識した企画。グループを仕切りながら司会進行ができる上手さは、彼女のよさを生かした内容でした。２４時版のねるにゅ～もよかったですね。それとカップルののろけ話にいらついたら一回ごとに千円募金する配信も笑っちゃいました。「party hard」や「GTA5」で垣間見える陽キャに対して強い言葉が出るねるちゃんが見れてよかったです。
　とてもいいものでした。おすすめの配信です。

にじさんじプロジェクトウィンターコラボについて

　６月２３日、にじさんじプロジェクトウィンターコラボがありました。
　この配信、ニコニコ動画でもVtuberカテゴリのランキングにも上がり、話題になっていてさ。内容も面白かったので話します。

　参加メンバーは、ふぇありす、天開司、叶、椎名唯華、笹木咲、アンジュカトリーナ、リゼヘルエスタによる８名。

　コラボの舞台となるゲームの名前がプロジェクトウィンター。
　僕、このゲームは初めて知ったんですけどね。
　内容としては人狼に近いサバイバルアクション。

　雪山にいる８人の生存者。うち６名のサバイバーは雪山からの生存と脱出を目指して食料と武器を集め、脱出のための設備を修理します。一方、２名のトレイターの目的は６名の妨害と殺害。サバイバーのふりをしながら、陰で脱出の妨害をし、サバイバーたちの殺害を行います。
　

　これの面白いところは、プレイヤーの位置によって会話できる範囲が変わってですね。人狼のように８人で話しあえない場面がでるんですよ。
　しかも、脱出するためには８人で固まって行動したらクリアするのが難しい仕様になっていてですね。どうしても８人の中で何チーム化に分かれての分担作業をしないと間に合わないようになっているんです。

　これにより、他のゲームと比べると、一人のⅤTuberの配信を観たら、他の人の配信も見たくなるようになっているんですよ。

　オススメとしては、今回の参加メンバーは全員アーカイブを残していますので、そのなかで一番の推しの配信を観てから、順に別の視点も見ていくと。○○ちゃんと○○ちゃんがこれをやっていたときに、○○はこれをしていたんだ、ということがわかってドラマ性があって面白いです。

　他のVtuberの方もやってほしいですね。

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