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歳を重ねてしまい忘れるもの/エッセイ

祖母の家で暮らす今年14歳の小型犬は
生まれつき心臓と皮膚がとても弱い。

人間でいうとおおよそ70歳だそう。
じじいだ。足腰も弱くなってきたな。
食べ物をみて飛びつくポテンシャル、
これだけは健在といえるが、弱った。

犬も呆けるらしいので観察してみると
どうも最近しまい忘れがとても酷い。

おわかりいただけるだろうか

舌は加齢のせいなのかこの数か月で
元の場所に戻ったことは殆どない。
可愛い呆け具合にシャッターをきる
人差し指が止まることを知らない。

脳に異常がとかとやかく言うことは
お断りしたい。検査は昨日もした。
声を大にして、ぼけじじいなのだ。

私が歳を重ねた時に、もしかすると
同じ様にしまい忘れてしまうのか。

犬はかわいいが「ばばあ」がこれでは
目も当てられぬかしら、犬になりたい。

正面から見たぼけじじい※かわいい


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