見出し画像

花街の大地主

 今日の札幌は、朝から大雪で
派遣の仕事に行き、帰ってくるだけで
少々お疲れモードだったのですが、
北海道遊郭史の研究で、
釧路の米町遊郭界隈の土地を所有していた方の
曾孫さんからお話を伺う段取りが出来ていたので
夕方から頑張ってインタビューをしていました。

 さてさて、地元の方ならお名前を聞いただけで
ああ!と、わかる翁なのですが、その方の人となりは
余り知られてはおらず。

 インタビューにお答え頂いたのは、
翁の曾孫さんであり、なんと、現在は歌舞伎町で
ママさんをしているとの事でした。

 新潟県佐渡に生まれた翁は、
簪(かんざし)など、女性が身に着けるような
小間物を売る商人として、函館へと渡り
その後、釧路の昆布森という場所で
昆布を扱う海産物商として財を成し
釧路米町の土地を所有するようになったそうなのですが、
細かい事は、これからの調査になります。

 余談となるのですが、釧路米町は現在「元町」とされており
元町があるという事は、新しい町があるという事なんですね。

今回のインタビューでは、
昭和33年に完全施行された売春防止法により、
米町遊郭の明かりが消えた後にできた、
新たな花街の形成を考察できる内容となりました。

 まだまだ、第2、第3弾とインタビューを重ねて
執筆に取り掛かるのですが、昨今よく耳にする
「まちづくり」って何なのか?という事を
改めて考える事になるのではないかな?と思います。

 人が居るから、まちができる。

では、ドカ雪で本当にお疲れモードなので、
今日はこの辺で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?