母と次女の私「昔の日記」
先日、子どもの頃飼ってた、犬のポチの写真を探すため、
古い箱を、広げました。
子ども時代の私と姉の、学生時代の日記が出てきました。
これらの日記は、独身時代、母と住んでた時、
なんどか、家のゴミ箱に捨てたことがあります。
ですが、母が拾い、なぜか戻ってきてしまうのでした。
外に捨てる場所などなく、どうやっても、部屋の中に舞い戻る。
恐怖にさえ思えました。
時が経ち、
結局、めぐりめぐって、いま、私の手元に存在しています。
自分史漫画の資料になるかもと思って、
2年前に実家から、持ち帰ったのです。
自分史を描こうなんて、昔は思いもしませんでしたが、
今も、幸せでないからでしょうね。
中を、ぱらぱらとめくりました。
しーたん、かったんとは、小学2年生の時にはすでに、
家を行き来するほどの、仲良い友だちだったようです。
姉の日記に、くわしく簡潔に書かれてました。
当時、友だちの家には、犬が飼われてて、
倉庫に、ポツンとつながれてたのを覚えています。
農家にとって、倉庫は、大事な仕事道具を置く場所なので、
番犬にしてたのでしょう。
犬がいかに、人恋しい動物なのか、
大人になって犬を飼ってから、しみじみと実感しました。
あの犬は、つながれっぱなしで、かわいそうな存在だったなぁ、
と思い返しては、
悲しく思ってたら、「友達の犬を散歩に連れて行きました」
と姉の日記にあり、いまさらながら、ほっとしました。
こんどは、自分の日記をパラパラとめくってみたら、
自分の闇を見てしまいました。
とくに、中2の頃の、先生に提出する日記です。
精神が壊れてたのか、支離滅裂な文がつらなってました。
しかも、内容が怖い。お祓いものです。
あの頃は、母と衝突してて、生き地獄でした。
母の考えにそぐわないと、
洋裁の1メートルもある物差しで、よく殴られました。
罵声も浴びせられ、嫌味を言われ、大変でした。
母は、洋裁を習ってるので、なにかしら、縫えたはずですが、
なにも作りませんでした。
『その物差しは、暴力の為ですか⁉』
子どもの頃は、よく、そう思ったものです。
先日、私は、母に、
「何もつくりませんでしたね。ふつう、子どものために、
巾着とか、手提げくらいは、つくるでしょう?」
と言ったら、
「お金にもならないことして、どうするの?」
という言葉が返ってきました。
ほんとに、子に対する愛情がないんだな、と思いました。
日記のことで、ものすごく、なにも手につかないほど、
自分のことで落ち込んでしまって、
なんとなく、夫に、
「中学生の頃の日記をみたら、私、すごく病んでたわ」
と言ってみたら、
「みんな、そんなもんだよ。中学生の頃の日記は見ちゃいけない」
と、理解ある言葉が返ってきて驚きました。
そういえば、中学当時、クラスのだれか、男子が家出をしたと、
連絡網が来て、結果、ドライブインで発見されたとか、
家のもめごとが原因にもかかわらず、やたら私を攻撃した女子がいたことを
思い出して、
病んでたのは、自分ばかりではなかったかも、と、
なんとか、気分を持ちなおしてるところです。
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