※このnoteは｢GODZILLA King of the Monsters｣のネタバレを含みます。ネタバレが苦手な方はそっ閉じする事を強く推奨します。

一昨日話題の映画｢GODZILLA King of the Monsters｣を観にいった。ゴジラ作品は詳しくないが怪獣が何かをぶち壊していくシーンは割とストレス発散になる上に予告編やTwitterのTLを見て面白そうだなと思ったからである。

ハッキリ言って相当面白かった。モスラの幼体が武器に怯えて暴れたり母娘の操作するオルカによって落ち着きを取り戻すシーンなんて日本版モスラまんまだった上に今まで英語で語ってた芹沢博士がゴジラに｢さらば…我が友よ…｣と言いながら自爆するシーンやゴジラvsモスラであれだけゴジラに敵対していたモスラが倒れたゴジラに寄り添うシーンやモンスター・ゼロの名前が｢ギドラ｣だと判明してもゴジラが｢怪獣王｣であるという立ち位置である事に変わりないので敢えて最後まで｢キング｣と呼ばれなかったのがエモエモのエモだったからだ。

…というのもあるがやはり強く感じたのは       ｢やっぱノリがアメリカンだな｣という実感である。日本版1stゴジラではあれだけやいのやいのと議論を重ねてやっと撃ったデストロイヤーを今作では｢新しい武器が出来たぞ!撃っちまえ!｣という軽いノリでボーン!と平気で撃ったり人間達がやれ社会問題が環境問題だのとやいのやいのと議論している真面目パートを｢こまけぇこたぁいいんだよ!｣と言わんばかりに爆発・破壊なんでもアリの怪獣プロレスで興奮させて忘れさせたりといったのがその例だろう。

個人的にはモンスター・ゼロ(この呼び名がすごい好きなのと物語の世界観の都合上こう表記します)と娘がフェンウェイ・パークで目が合ってしまって｢…ヤバ｣となってからのチェイスシーンが好き(よくよく考えたら野球場が怪獣にぶっ壊されるのは日米共通だな…)なのと一瞬だけ映っていた本作で唯一日本が舞台のモナーク富士山基地に収容されていたモンスターがなんだったのかが気になった。

そしてエンドロール後に出てくる(私がうるさく最後の最後まで席を立つなと言う理由)施設や取引に来たであろう人物とハエに集られている何かの正体はなんなのだろうか…2020年公開予定のゴジラvsコングが非常に楽しみである。