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会社員へ引け目を感じていた20代の私へ|会社員ってそんなに悪くないよ?

こんにちは、かもです!
今日はお題になっている中から #会社員でよかったこと をテーマにつらつらと書いていきます。


会社員は“ダメな人”がやることなのか?

Xを見ていると「会社員を続けているのは依存体質の人間で、起業している人こそ正義」みたいな空気がありませんか?

20代の私はその考えに毒されて「起業したいと思わない私はダメなのかな」「仕事が人生の中心じゃないってそんなにいけないの…」と葛藤していました。

30代になって「今の生活がいい感じだな」と思えるようになったのは、私が会社員だったからこそ。20代の過ごし方と得たものを振り返ってみたいと思います。

「会社員でよかったこと」とは

いざ考えてみると大きく3つあります。渦中にいた時はそんな風に思えなかったことばかりなのでちょっと驚きです!笑

①会社員の常識を学べた

新卒から会社員として勤めていると忘れがちですが、フリーランスでも起業家でも取引先の多くは企業です。この先どんな働き方になっても、企業側の理論や一般常識を身につけておいて困ることはありません。むしろ会社員経験ゼロで同じ水準で仕事をしたり、ガバナンスやセキュリティの感覚を持ったりするのは難しいと思います。環境次第とはいえ、若かった自分が「当たり前」を形成する場所としては最適でした。

②限界まで働いて人生を見つめる経験ができた

おすすめはしませんが、結果的に自分の体力的な限界を知って人生を見つめ直したのは、会社員だったからこそです。私はバリキャリ志向でもなく体力や根性があるほうでもなかったので、偶然ベンチャーに入らなければそんな働き方を選ぶことはなかったでしょう。

流されるまま必死に働いた結果、まず心身ともに多様な体調不良に見舞われます。同時に、休んでも給料が減ることもなく、誰かが代わってくれたおかげでお客様にも迷惑がかからず、私の適性を踏まえて部署まで作ってもらえるというありがたい経験でもありました。

お金や雇用の心配なく立ち止まる時間をもらえたことで、心身のバランスや理想の働き方を考えました。精一杯やってみたからこそわかったことや知らなかった自分に気づけて、今の穏やかな生活に繋がっていると思います。

③のんびり副業やスキルアップができる

理想の働き方を考える中で、もっと所属するコミュニティを増やしてポータブルスキルを身につけたいという思いが湧いてきました。

正直、ここでも安定した収入を得られる会社員の生活は便利でした。副業なら「無理なら辞めたらいいや」と思えますし、勉強にお金もそれなりにかけられます。頑張りたければ余暇を削って稼働時間を増やしていけばいいだけ。全部捨てて踏み出したい人は別ですが、ハードルをとにかく下げる意味で「生活を大きく変えずに小さく始める」ができるのは会社員ならではだと思います。

一つの職場に人生を捧げることが悪いとは思いませんが、どこに行っても通用するスキルかどうかは外に出てみないとわかりません。起業や転職までは考えていないけど、漠然と不安があって将来に備えたい……そんな私のような人はちょっとだけ外の世界をつまみ食いしたり、新しいスキルの習得を始めたりするのがおすすめです。

※当然ですが、本業・副業先へ貢献する姿勢も忘れずに!

自分にちょうどいい生活の選択ができる

ここまで書いてきたことをまとめると、私の性格では“安定しているからこそ自分に向き合う余裕が生まれて、新しいことに挑戦できている”と思います。会社員の安定に依存するのか、今の環境を利用しようと考えるのかは大きく違います。

私はようやく自分らしい選択ができるようになって幸せなので、会社員でいるのは正解だと思っています。今はもうどんなXの投稿を見ても「会社員でいる自分なんて」と卑下することはありません。

会社員でよかったことは、自分の性格に合った幸せな暮らしができていること!ほら、悪くないでしょ?

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