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バイオリンを弾く方。なぜ心臓に負担がかかるのか?

以前、ギターを弾く方のご注意を書いたことがありましたが、今回はバイオリンや ヴィオラの演奏についてです。

 ギターとは反対に楽器本体を左の顎の下につけて弓を右手に持つので左重心になり易い傾向があります。

 そうすると、右脚側の骨盤が押し上げられて背骨が左弯曲し循環器、呼吸器に問題が生じやすくなってしまいます。

 当所にもバイオリンを趣味にされている患者様で心臓に不安をお持ちの方がいらっしゃいます。

 楽器演奏、スポーツなど趣味により問題が起こった時に、すぐに止めることを考えるのではなく、どうしたら続けられるかをお考えにならないと、人生そのものが色あせてしまってはつまりません。

 ただ、命にかかわる重篤な問題などがあれば、演奏や競技人生において、一時休止が仕方のない時も有るとは思いますが、特に高齢になってからの趣味は大変重要だと思いますので、真摯に姿勢矯正に取り組んでください。

 葉加瀬さんのバイオリン教室のHPで「楽器演奏に於ける姿勢の大切さ」を説明していらっしゃいますので合わせて参考にしていただければ幸いです。

 とにかく長時間行う事に関しては、普段から左右脚に対する重心がなるべく均等になるように意識することが重要です。

 重心の左右差=股関節角度の左右差=骨盤の左右高さの差=背骨の歪み=神経、血管、臓器の圧迫

 この公式は常に意識して生活するようにしましょう!

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