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私は左脚が長い?

 よく整体などで「左の足が2センチ長いですね」などと言われた経験はないでしょうか?
 当所に来られる患者様でも時々「私は左脚が長いの」などと言われる方がいらっしゃいますが、どういう具合に測られたのでしょうか?

 私は、礒谷式力学療法に出会う前は武道系の整体術を学んでいましたが『骨盤の高い方の脚が短い』と習っていました。

 それが礒谷式力学療法では『骨盤の高い方の脚が長い』と言うものですから頭が混乱しました。

 この違いはどうして起こったのでしょうか?

 それは、股関節の転移を考えるか、そうでないかの違いになるものなのです。

 そもそも礒谷療法の創始者の礒谷公良先生は接骨院時代に、跛行の研究をされていました。

 脳梗塞や小児麻痺による後遺症で、歩き方が片側に落ちるような動きで上半身が左右に揺れるような歩き方をしている患者さんをどうしたら、真っすぐに歩けるようにできるのだろうと日夜研究されたそうです。

 そして、レントゲンで脚に鉛の印をつけて撮影すると左右の脚の骨には長短差がないことが分かり、そこで股関節が歪むと骨盤が歪み、その結果骨盤の上端から足の裏までの長さに長短差が生じることが分かったのです。

 その証拠に、当時先生の治療所には多くの小児麻痺などの患者様が来院し、真っすぐな歩き方になられているのです。

 反対に脚が短い方の骨盤が高くなるという考え方は、重力のある地面に立っている状態を考えれば、ありえないことではないでしょうか?

 ですから、脚の長さを計る時には寝た状態ではなく(寝ていても骨盤の高さと脚の長さを差し引きすれば測れますが熟練を要します)、地面にまっすぐに立った時の骨盤の高さで測らないとわからないという事なのです。


西式健康法でご高名な甲田先生は「(整体を受けて)お礼を言って帰るが、やっぱり100メートルと歩かぬうちに、今整復してもらった背骨の狂いが元の木阿弥になってしまっております。」と言われています。

 つまり、左右不整になっている骨盤、脊柱だけ揃えても股関節がそのままでは、歩いたら元通りになってしまうという事を言われているのです。

 股関節で脚の長さを揃えることが出来る礒谷式力学療法× の整体院
        
       杉並区・西荻窪 鴨下療法所

 

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