「うたまひ」と「ムーシケー」

過去に「音楽って言葉はどこから来たのだろう?」とフェイスブックで投稿しつつ考えていたら、知人から色々と教えてもらったのを思い出した。

音楽という漢語がどうやら元は歌舞音曲の状態を指していたという話で、確かに「雅楽寮」と書いて「うたまいのつかさ」と読んだりと、歌と舞を含んだ総合芸術をさしてるとのこと。芸能といったほうがわかりやすいかもしれません。で、昔は庶民がやってた音楽もこれに含まれていたのかがよくわかりませんが、おそらくそういう「卑俗なもの」は音楽と認識されてなかったほうが自然かと思います。歌は別として。
  あとは実際には音楽では出てこなくて「楽を奏す」とかで文中に出てくる事が多い、とも知人が教えてくれました。楽、だと伎楽、散楽、田楽、などやはり芸能的なものにつく語であるのは推測できますね。

ミュージックの語源ムーシケーも、詩や音楽や舞踊全般をさすらしく、不思議と漢語の「音楽」と範囲が似ています。こちらも、複合芸術のものが段々と意味するものが純粋に音の芸術となってきたとのことでした。

以上、フェイスブックのコメント欄でやりとりした知人からの情報元にまた考えてみたわけですが、やはり自分は「音楽、ミュージック以前」の芸能よりあたりが気になってしまうようですね。
「音楽のはじまりの姿はどういうものだったか?」を色々と想像しながら「知るために音を出している」側面が強いのですが、このようなタイプはかなり少数派なのだな、と再認識しました。

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