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母と父と娘の話2

20代前半の頃
それこそワガママで
拗ねて世の中を見ていた私は

やはり人を好きになっても

いづれ終わりを迎えるそんな恋愛をしていた

設定しているのは自分だったにも関わらず
そんなことすら気づくわけもない

この恋はいづれ終わる。
そう設定していたのだからw

人生で結婚を考えた人と親を会わせた時
こんなやつのどこがいいのだと

おとんは毎回言っていた
ホンマにこんなやつでいいのか?
もっといいやついてるぞとw

ホンマにそう思う。


結婚するまでの間
恋愛はたくさんしたし
もちろんその分依存もたくさんした

私が依存したいのは
自分が好きになった人だけだった

わかってもらえる
愛してもらえる
許してもらえる
身近な人でした

どこにももっていくことのできない
承認欲求が出せる相手

それが彼氏や旦那という
存在だったにも関わらず

粗末に扱ってしまっていた
本音で向き合うこともせず

自分の枠で相手をジャッジするのだ
自分基準もいいとこで

ほんと、勝手なやつだったと思う

相手の思いやりや言葉や態度を見て
勝手な思い込みで別れを切り出すのだから

今から思えば
何ていい人だったのだろうと
思う人もたくさんいてた

ただ、親と重ねて見ていた私が
あの頃は気づくことのできなかった愛

相手と本音で向き合うこともない人に
目の前の人は本音を言っても
わかってもらえないのである

自分を守るため
傷つきたくないから

言わない、言えない
言っても無駄だと決めつけて

モンモンとしては
彼氏を裏切り

時々自分を粗末に扱う女

そんな私が依存する相手は
多い方が分散できると思い

20歳頃から
複数恋愛へと移行していったわけで

1対1の恋愛を望まなくなったのだった

もちろん
結婚⇄幸せという刷り込み
そこも?がついていて

けれど、憧れるわけでもなく
ただ、家に縛られるのが嫌だった

子ども時代の家の記憶がトラウマで
自分の中に見ていた世界では

家政婦→嫁だと思っていたもんで

嫁が家のことできないと
子どもがさせられる
男は自由で勝手な生き物だと

自分の見ていた家で
そう思って過ごしてきたわけで‥

誰よりも幸せが見てみたいくせに
誰よりも家族が欲しいのに

家に入れない

私の世界には幸せな家族ができるなんて
ありえない事だと‥

ホンマにそう思っていたんだ

そして、21歳で前の旦那さんに出会い
でき婚

18歳の頃好きだった彼氏の子どもを
泣く泣く堕胎していたので

次の子どもはどうしても産みたかった

産めば幸せになれる
産めばあの頃の記憶が消えると思っていた

だけど、この人といても
幸せにはなれないと薄々思っていた

なのに何故か
そういう人を選んでしまうのだ

結果、浮気もパチンコでの借金もされて
お前は家政婦みたいなものだと
言われる始末w

自分の中の設定通りだった訳だ

挙げ句に家の事もして
朝も夜も働きに出て
ある日、夜の仕事を終えて帰ってきたら

風俗で働いて毎月50万くれるのなら
働いてもいいと思う‥等と、
ゲームしながらその時の旦那に言われw

その言葉をきいた日の朝に
限界が来て別れることにした

旦那の親には浮気の頃も
何度か相談したが
パチンコはしゃーない
浮気は子どもばかり構って
構ってやってないからだと言われた

そう見えてるのだ

もちろんオカンにも相談したが
夫婦は一緒にいるもんだと言われる

我慢、我慢、我慢できるかい!!

無理です。もう限界です
自分の人生を生きていない。

もう死にたい。

本当の自分になって

もう一度
私を生きていきたいと

心に決めた瞬間だった。

そうやって別れる時
子どもは置いていけと言われた

子どもは愛してるからと
つれていくなら俺は死ぬと言われた

確かに彼の家では
子どもは大切で
嫁は大切にされることはない

それは知っていたので‥

死ぬ事より選んだのは
別の道で生きても

生きていたらまた会えると言う約束

それを信じて離れることを選んだ。

そうやって別れる決意をした朝に
袋2つだけもって大阪に出ろと

自分の中に声が降りてきたのだった

家を出るときにオカンに言うたら
オカンはこう言った

わかれても戻ることはないのか?と

もちろん

別れる理由になった旦那の言うた言葉は
酷すぎて言えなかった‥

周りが思う以上に
私は別れて良かったのか?
考えても考えても

苦しかったんや

胸の奥で、家族は一緒にいるもんや
家族は仲良くするもんや
嫁は我慢してでもつくすのが当たり前だと
ぐるぐるとしていたから‥‥

苦しくても悲しくても
パンツを洗い飯をつくる

好きでも愛されない
承認欲求を求めて

家族のために自分を蓋する

限界ですw
私は離れること

今はそれが1番だとあの時、思った

何も理由は言わずに
娘をおいて家を出た‥

あの日のただの元旦那の一言

それがきっかけで
私の人生を大きく変えていくのだった

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