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高校生のママ達の悩み

2年ぶりに中学時代の同級生2人と会った。
小学校6年から高校3年の子供を持つママ達。話題はもっぱら子供の進路と教育資金の話と、それに伴う自分の働き方の話だった。社会問題をリアルに語った。高校に進学している3人の子供はみんな進学校に入っているので大学に通わせたい。でも塾に通わせるには結構お金が必要だ。大学に通うのも4年間で何百万とかかる。旦那の稼ぎは平均的だが、足りそうもないのでそれぞれが働いている。しかし、日々のタスクが多すぎるのと、40代という年齢的にもフルで働く体力はもうない。非正規で働いているため、年収の壁を越えるか超えないかでもまた悩む…。

一体この社会の子育てはどうすればいいんだろう。特に私たち世代の女性は家事育児を概ね負担している。しかし物価高などで家計に余裕はない。政府は労働力の不足などで女性も働くように促しているが、なかなか社会に出ると融通が効かないところもあるし、とにかく家庭の中と学校関連など、お母さんの役割が多すぎる。2人3人の子供の予定を把握しながら、家事も回すとなると頭が常にいっぱいで、子供を持ちながら働くことがとても負担になる。限りある時間と体力の配分に迷う。子供にお金がかかるのに子供を持つと働きづらくなるという矛盾。会社にもできるだけ家庭の事情で迷惑をかけたくないと、心にも重荷を背負う。少子化対策と女性の社会進出は真逆の要求ではないか。女性をなんだと思っているのか。経済を担う本筋は男性で、それ以外を全部女性に押し付けてはいないか。しかし社会的評価は経済力だったりする。

3人のママ達が高校生の子供に期待することは、勉強は人並みくらいは習得して欲しい。部活動や趣味は楽しんでほしい。色々な経験を通じて世の中を知ると同時に、自分の嗜好や特性を分析して、どういうふうに自分は社会に貢献するのか考えて進路を確定して欲しい。そして将来は経済的に自立できる職業について欲しいということだ。

とはいえ、あまり親は口出しをしない方が良いのだろう…。
分かっているけど、友達の1人が「頑張ってお金を出すんだから、少しぐらい口も出させてよー!」と叫んでいた。

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