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海外でインターンする学生を見て

30歳手前で初海外生活

僕は30歳手前で妻の仕事の関係で初の海外生活を経験しました。
決して自分からのアクションではないというところがポイントです。
スリランカにはそこそこの数の大学生がインターンに来ていました。
インターンを運営している日本人がいることも大きいですが。
関学や立命館、明治に法政、中には名だたる国公立大学生も。
僕が大学生の頃なんて海外に目を向けることは決してありませんでした。
部活とバイト、そこそこ勉強。
学校柄、留学に行く友達は決して多くはなかったと思っています。
そんな学生生活を送り、就職活動も無難に大企業に内定が決まった僕からすると大学生が「わざわざ」海外にインターンに来るなんて考えられませんでした。
(今思うとめちゃめちゃ古い考えなのかもしれません)
さて、そんな僕がインターンにやってくる大学生を見て何を思ったのかをこの記事では書いていこうと思います。

やっぱり大学生、されど大学生

多くの大学生と接する機会があり、色々と話を聞きました。「なんでスリランカにインターンにきたの?」と必ず聞いたのですが回答は興味深かったです。
「将来はとりあえず海外で仕事がしたいから」
「スリランカが好きで社会人になるまでに行っておきたかった」
「就職活動で話せるネタを作るために、あと楽しそうだったから」
率直で、学生らしい理由だな〜と思いました。中でもある男子学生はこんなことを言ってくれました。
「まだ卒業したくないんで!安定した進路選択しかしてこなかったから、僕なりに他の学生とは変わったことをしておきたいと思ったんですよ」

良い理由だな〜と思いました。なんか、いかにも大学生というかモラトリアムの期間を過ごしているな、と思ったんですよね。確かにインターンで休学して卒業するのを遅らせても、就職活動ではマイナスにはならないか、と思ったりも。
それぞれ何を思い、決意して異国の地で生活する彼ら、彼女らは見ていて頼もしかったです。こうした考え方を尊重するのもキャリア支援をしていく大人の仕事でもあるのかな、と思いました。

挑戦することを応援したい

僕は現在、国家資格キャリアコンサルタントを受験中です。もともとキャリアを考えることに興味があり、資格取得を目指していたのですが、彼らと触れ合ったことで僕自身のキャリアに関する見方が変わったような気がしています。
前提として海外でインターンを経験=就活で有利になる、ということはないと思います。(就活中その経験で差別化できないほど海外インターンの話はよく聞きました)
それでも目的や目標を持って何かに取り組む学生(卒業を遅らせたいでもいいじゃない!)を全力で応援したい、そんなキャリアコンサルタントになりたいなと思いました。

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