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【小説】不完全燃焼4

今日は曇りの予想が朝からしとしとと雨模様となっている。けっこう、雨降りは好きなほうである。最高なシチュエーションは雨降りに露天風呂、それ以上は雪の日に露天風呂が最高だけど九州では無理かと思う。

小学校のサッカーは素人の先生が顧問でとにかく厳しくすることでグーとかパーとかで打たれる昔ながらの指導で4年、5年は頂点は取れなかったけど最終学年ではチーム力で頂点をとることができたので読売ランドにいくことができた。

新入社員時代は思い出したくない。なぜかといえば思い出すことが殆どないが嫌な思い出はたくさんある。下っ端の時代は大切だがやはり下っ端は下っ端である。とにかくイエスマンであることが当たり前である。

今思えば、その当時の先輩も適当でそれぐらいの先輩は今考えると戦えなくはないと思う。

その当時もそうだが彼女が途絶えることがなぜかなかった。(決してもてるわけではない)彼女が好きな歌手やグループは今でも思い出せる。

最初は杉山清隆、ドリカム、ミスチルなどだったが。印象深いのはその当時の彼女と出会ったときのB'zの「アローン」と付き合い始めたときに初めてチュウするときの合図で二人で聞いた浜省の「愛という名のもとに」だったと思う。

あのときの出会いはなかなか電撃的でも偶然でもなかったがたまたま受験勉強中に親から気晴らしでもどうと言われて初めて母から「5000円」をもらった日の夜だった。今考えるとしびれた夜だったし、初めてワクワクした夜だったかもしれない。

大学合格以外で望んでいたことがその彼女と知り合いになりたいということだった。また、共通の友人が自分の友人であったことと女ともだちだったけどその友達が最高にいいヤツでうまくつないでくれたことで大学合格とその女子を彼女にすることができた。

 大学の最初は不安でいっぱいだったけど、同じように不安なやつが周りにたくさんいてけっこう楽しかった。

その彼女には「おんぶにおんぶ」にのような関係性でかなりの迷惑もかけた。例えば遠距離で毎日話す電話代が1ヶ月で相当な金額を彼女が全額払うなど(その当時5万円前後)「いつも優しかった」のが今でも思い出す。

 その「おんぶにおんぶにだっこ」の状態でほかの女と遊ぶ(決して好きではなかった)こともあり、自ら悩むふりをしてそのことをぶちまけてかなり迷惑をかけた。

 だから、ドリカムと浜省を聞くとその当時の彼女を思い出すし、その代表曲である「サンキュ」を耳にするときと一番の思い出である初春の寒い時期は必ず毎年その当時のことを思い出してしまう。多分今年で25回目ぐらいであり、大学卒業してそれぐらいの年数が経過している。


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