『日本の残されし民より未来の全人類(選ばれし民)へ』 シリーズ『出エジプト記』に読む神のご計画 第三章 ②
『日本の残されし民より未来の全人類(選ばれし民)へ』
シリーズ『出エジプト記』に読む神のご計画 第三章 ②
神とモーセとの物語り
1. モーセに対する神の召し(呼びかけ)
モーセは妻の父、ミデヤンの祭司エテロの羊の群れを飼っていたが、その群れを荒野の奥に導いて、神の山ホレブにきた。
ときに主の使は、しばの中の炎のうちに彼に現れた。彼が見ると、しばは火に燃えているのに、そのしばはなくならなかった。
モーセは言った、「行ってこの大きな見ものを見、なぜしばが燃えてしまわないかを知ろう」。
主は彼がきて見定めようとするのを見、神はしばの中から彼を呼んで、「モーセよ、モーセよ」と言われた。彼は「ここにいます」と言った。
神は言われた、「ここに近づいてはいけない。足からくつを脱ぎなさい。あなたが立っているその場所は聖なる地だからである」。
出エジプト記3章1節〜5節
燃えているのに焼け尽きない柴の中から語られた神のことば、それはモーセにとって忘れがたい印象を与えた。モーセに対する神の召命は10節にあります。
「今、行け。わたしはあなたをパロのもとに遣わそう。わたしの民イスラエル人をエジプトから連れ出せ。」と!
しかも連れ出す目的は、イスラエルの民を「広い良い地、乳と蜜の流れる地」約束の地カナンに上らせるためでした。
モーセは神に言った、「わたしは、いったい何者でしょう。わたしがパロのところへ行って、イスラエルの人々をエジプトから導き出すのでしょうか」。
神は言われた、「わたしは必ずあなたと共にいる。これが、わたしのあなたをつかわしたしるしである。
あなたが民をエジプトから導き出したとき、あなたがたはこの山で神に仕えるであろう」。
モーセは神に言った、
「わたしがイスラエルの人々のところへ行って、彼らに『あなたがたの先祖の神が、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と言うとき、彼らが『その名はなんというのですか』とわたしに聞くならば、なんと答えましょうか」。
出エジプト記3章11節〜13節
モーセは神の召命の声を聞いたときに、13節で「今、私はイスラエル人のところに行きます」と答えています。
そして、神との多くのやり取りをしています。
それはすべて神からの召命に答えるための質疑でした。
神はモーセの尋ねることにひとつひとつ答えていきますが、モーセが尋ねるたびごとに、神についての新しい情報が引き出されているのです。
たとえば、神の名前がそうです。
もしモーセが尋ね求めなければ知り得なかったものばかりです。このモーセの尋ね求める姿勢はとても重要だと思います。
聖書講話「信仰の杖を持つ者」マルコ福音書4章24~25節 - 『生命の光』“Light of Life”
隠された大切なものは、神に尋ねることによってより明らかにされるようになっているからです。
創世記においても多くの神の名前が登場しています。
たとえば、
「神」(エローヒーム)、
「主」(アドナイ)、
「神」(エール)、
「いと高き神」(エル・エルヨーン)、
「全能の神」(エル・シャダーイ)、
「顧みる神」(エール・ロイ)、
「備えられる主」(アドナイ・イルエ)
などがそうです。
ちなみに、その中でも唯一、神がアブラハムに対して直接に啓示された名は、「全能の神」でした。
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