私の場合ですが。小説でしか書けない、または漫画でしか描けないと思うストーリーが、それぞれあります。

私が小説で書くお話はイメージ画を描けますが、自分が漫画で描くことはできないなと思います。
逆もしかりです。漫画で描きたいものを小説で書くことができません。

私の中のイメージが、なにか違う！となります。
漫画を描くのが一番好きですが、私の描く漫画では表現できない！となり、小説を書きます。
そして、私の中のイメージを小説では表現できない。というのは漫画で描きます。

テンポの違いというのか。小説の「間」と漫画の「間」の違いというものが、頭の中のイメージにモヤッとある感じです。

漫画を描きたいときは、キャラクターにこういう表情や動きをさせたい！と強く思うときです。
キャラクターのイメージ画像が強いときは漫画を描きたいです。

小説では次の漫画のキャラクター、３〜4コマ目の「間」は書けないです。

では漫画で描けないというストーリーを、小説で書きたいと思うときはどうか。
私の画力がイメージに合わなかったり、絵に描くことで逆に書きたいイメージの邪魔をしてしまうときに、小説を書きたいです。

以前zoomの雑談で「なるほど」と思ったのが、漫画と小説の情報量の違いで。漫画の方が情報量が少ない、ということ。

確かに、小説を書きたいと思うストーリーは書きたいことがたくさんある気がします。感情面の表現を深く掘り下げたいときは小説の方です。

私は趣味で二次創作の縦長漫画を描いていて、そこで思ったこと気づいたことがありました。

私の表現したいことは、漫画で描くには長すぎる！

漫画を描くうちにキャラクターの心情を丁寧に掘り下げたくなり、描いていたら思いのほか長くなった！という事態に陥りました。

小説の文字数に比べて、漫画の枚数が多い！削りたくない！
となると、漫画の表現に向かないことに気づきました。

他人が聞いたら「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんが、自分にはけっこう大きな発見でした。
自分で気づくと、その答えに納得すると言いますか、自分に対する説得力があるなあと思いました。

そうか、だから小説を書いてるんだ自分、というふうに。

表現したい「間合い」「テンポ」のイメージを、見えるかたちに書きおこしたくて。今日も明日も試行錯誤。

さて書きますか。

了