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唯一無二を失う辛さ

私はただの音楽の1ファンにしか過ぎません。特別コアなファンでもないしアーティストでもない。
だけどなぜ署名活動を考えているのか、個人的な話ですが経緯をお伝えしたいと思います。

いまこそ
EXILE ATSUSHIと清木場俊介(SHUN)のツインボーカルが聴きたい
彼らの魅力や希望している具体的な理由についてはchange.orgに書いた通りです。

ではなぜそう思うように至ったのか、超個人的な経緯ですが少しお話したいと思います。

2013年、ある偉大なドラマーが亡くなりました。青山純氏。享年56。
ご存じない方もおられるかもしれませんが、スタジオミュージシャンとして日本で1,2を争う人気のドラマーでした。数え切れないほどたくさんの名曲を叩いてきました。誰もが彼のドラムを一度は耳にしたことがあるはずです。
一番有名なのは山下達郎さんのバックバンドでしょうか。名曲「クリスマス・イブ」ももちろん青山純さんが原曲を叩いています。山下達郎さんは自身のラジオ番組で2週続けて追悼番組をされていました。
晩年ライブドラマーを務めていたMISIAさんも追悼コメントや動画を出しておられました。
私もこの訃報に接したとき、かなりのショックを受けました。

2021年の現在までもまだたびたび悲しくなるときがあるのです。特に命日の12月が近づくと「クリスマス・イブ」が流れるので、さらに悲しみは強くなります。
特に親しい存在でもないのに、どれだけたくさんの曲を聴いてもライブを見ても、悲しみが癒えることはありません。 

その理由は彼のドラムが「唯一無二」の存在だったからです。
私の心を踊らせる数少ないドラミングを聴かせてくれる存在でした。今でも音源を聴くと胸が高鳴ります。音が理屈抜きにかっこよくて力強くて優しくて。
多くの著名なアーティストに引っ張りだこだったのも、そのドラミングが「唯一無二」であるがゆえでしょう。

でもそのぶん失った穴も非常に大きいのです。

翌年の2014年には山下達郎さんの奥様である、竹内まりやさんのライブを見に行きました。
竹内まりやさんの原曲にも青山純さんはたくさん参加されていて、18年ぶりの復活で話題になった2000年の竹内まりやさんのライブにも出演しました。ライブアルバムも出ていて名盤です。

その2014年のライブを見ながら私は涙が止まりませんでした。
「あ、青純さんだけがここにいない…」
名曲ばかりだし、目の前で繰り広げられた演奏は確かに素晴らしかった。
でも何かが、何かが違う。
彼の強くて優しいグルーヴがないんだ。

「唯一無二」を失った大きさが、あまりにも計り知れないことを思い知りました。

その時から、素晴らしいと思った音楽はいつか聴けたらいいや、という思いは捨てることにしました。
「唯一無二」は失ったらもう戻ってこないのです。

EXILE ATSUSHIと清木場俊介(SHUN)のツインボーカルは間違いなく、音楽業界で「唯一無二」です。
二人とも現役で活躍していることは分かっています。いつかはこのツインボーカルを再び聴けるかもしれない。
でもいつか、っていつだろう。
いつ失うか分からないのに。
コロナ禍で更に機会が減っているのに。
いつだろう。

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