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海から作品をみてみよう・前編・

こんにちは。きっかけアクセサリーのお店カナ・ノワール堂、店主の音海奏乃です。

今回は、カナ・ノワール堂で販売しているアクセサリーの特徴を、客観的に見てみた感想を書いてみました。音海奏乃らしさ、というものが感じられるのかどうか、どんな特徴があったのか、驚きの結末が……特にはなさそう。

ついつい「作った人の気持ち」という面に注目してしまいがちなので、たまには冷静に見つめることも大切ですよね。そんな冷静な視点を磨くための、自由研究をしてみました。今回は前編で、デザインの視点からご紹介していきます。

この記事をきっかけに、カナ・ノワール堂の特徴を知ってもらえたらうれしいです。

そもそもきっかけアクセサリーってなんだっけ

文章の中で、何度かきっかけアクセサリーという言葉を使っていますが、そもそもこの、きっかけアクセサリーとは何か。その点から再確認することにしましょう。

きっかけアクセサリーとはずばり!

新しく一歩を踏み出す、あなたの背中を押すようなアクセサリー

です。抽象的でわかりにくいと思うので、もう少し詳しくご説明しますね。

日々を過ごしていると、たくさんの選択が求められます。その中で、迷ったり、いつもとは違うほうを選んでみたり、なにか挑戦してみたいとか、変わりたいという思いを感じることはありませんか?

でも、その思いに従って、新しいことに挑戦するのは、けっこう勇気がいります。例えばファッションもそう。似合う洋服もいいけど、新しい雰囲気も試したい。いつもは周りばかり気にしていたけど、自分らしさを出していきたい。そう思ったあなたにこそ、きっかけアクセサリーを

小さなアクセサリーから踏み出して、自分を表現していくきっかけに。心細いとき、見つめるだけで大好きな世界を思い出すきっかけに。それから、そのアクセサリーがきっかけになって、新たなご縁とつながっていく。そんな風に、アクセサリーから始まる、小さなきっかけの連鎖を作っていきたい

そんな思いを込めているのが、きっかけアクセサリーです。

いきなりいろいろ変えようとか、一気に変えようとか、そう思ってしまう気持ちもわかります。でも。無理して背伸びすると、心が追い付いていなくて、なんだかちぐはぐな印象になってしまいます。それよりも、自分の好きを大切にして、自分が取り入れられる小さなものから、きっかけを作っていきませんか。

こちらの記事にきっかけアクセサリーについてもっと簡単に書かれています♪


どんなデザインの作品が多い?

パッと目を引くデザインか、自分の暮らしになじむデザインか、皆さんはどちらを選ぶことが多いですか? どちらの場合でも、デザインというのはとても身近で、親近感を持ちやすい部分ですよね。カナ・ノワール堂ではどんなデザインが多いのか、見ていきましょう。

丸、三角、四角……という形での分類をしようと思ったら、意外とアクセサリーはパーツごとに形が違って、はっきりと分けることができませんでした。なので、長短やモチーフにしたもので見てみます。

イヤーアクセサリー

意外と、長いものが少ない!

今販売中の作品のうち、長めのデザインは3種類ほど。思っていたよりも少なかったですね。というのも、私が長いアクセサリーのイメージを膨らませにくく、なかなかデザインに反映しにくいからです……。長いと、絡まってしまう印象があって、なんとなく短いものを普段から選んでしまいがちなんですよね。でも、長いデザインにはそのデザインだけの魅力があるので、積極的に取り入れていきたいです。

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割と普通くらいのサイズが多い

大きすぎず、小さすぎず。普通のサイズが多いです。大きいと、できるだけ軽やかな素材で、小さいと、シンプルでも華のある素材で、とパーツに制限がかかってくるため、意外と難しい。他の作家さんはきちんと工夫していて、すごいと思います。

ちなみに、小さめサイズは華奢でしなやかに、大きめサイズは華やかでゴージャスに見せる効果がありますよ。骨格や顔の形で似合うアクセサリーのタイプも変わってきますが、それはまた別の記事でご紹介していきます。

ゆれるモチーフ、大集合

思わず動きを目で追ってしまうのは、ゆれるアクセサリーか、それとも君か。思いまでゆれてしまうような出会いがある……。のかはわかりませんが、科学的にも人はゆれるものに狩猟本能を刺激されるなどして、注目する性質があると証明されていますね。

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カナ・ノワール堂では、販売中のイヤーアクセサリーすべてが、ゆれるモチーフだった! これには作ってきた本人も驚いています。気づかぬうちに、すべてゆれるデザインだったんですね。作家さんごとに製作技法の得意分野があると思いますが、私の場合はピンワークでした。なので実は、ワンポイントでとまっているアクセサリーは難しかったのです。 そのため、ほぼ必然的にゆれるモチーフが大集合したわけなのでした。

やっぱり、海!

カナ・ノワール堂といえば海、音海奏乃といえばヤドカリ(?)。そう、カナ・ノワール堂の作品にはとにかく、海をイメージしたアクセサリーが多い

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イヤーアクセサリーだけで見ても、海や水にアイディアを得たラ・メール(La Mer)シリーズは、まだ未公開の作品とあわせたら結構な数になります。ひとでやシェルなど、一目見ただけで海を感じられるようなものはもちろん、涼しげなブルーをメインカラーにした作品も、これから増えていきますので、お楽しみに☆

さて、ここまでイヤリングやピアスなど、イヤーアクセサリーについてみてきました。続いては、ネックレスやペンダントについて見ていきましょう。

ネックレス・ペンダント

プリンセスサイズが多い!

デコルテのラインを品よく見せるプリンセスサイズが多いですね。比較的コーディネートしやすいサイズではないでしょうか。特に首周りにきらめくアクセサリーを身に着けることで、レフ版のように、光を散らしてお顔周りを少しだけ華やかに見せる効果もありますよ。ネックレスの選び方は、別記事にてまとめていきますね。

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ここでも、海が!

イヤーアクセサリーのところでも書きましたが、やっぱり海を感じるようなデザインや、海辺の暮らし・コーディネートに似合うようなアクセサリーが多い

未公開分を含めたら、部屋が海になりそうなくらい……というのは大げさですが、アクセサリー作りを仕事として始めるきっかけとなった海を、大切にしていきたいですね。

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海に行けなくても、海辺で暮らせなくても、海を感じるようなアクセサリーがそこにある。アクセサリーから海やそこでの暮らしを感じてみるのも、楽しいですね。

トップを見て!

全体的にきらびやかなネックレスやペンダントもあれば、中心のパーツを引き立てるかのように、トップ部分がポイントのネックレスやペンダントもあります。

カナ・ノワール堂では後者の作り方が圧倒的に多い。特徴的な形や色のパーツを中心に、ネックレス・ペンダント全体で世界観を感じていただけるような作り方をしていますよ。全体的にきらびやかで統一感のあるネックレスやペンダントも、魅力的ですよね。挑戦して、少しずつ増やしていきたいです。

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ちなみに、ここでも作家によって特異な技法が違うので、作り方に差が出てくるのですが、私の場合は介護との両立という環境も相まって、とても独特な作り方をしています。気になった方は、こちらの記事からどうぞ。どうやって制作しているのか、公開していますよ。

中編に続く……

そんなわけで、今回はカナ・ノワール堂のアクセサリーについて、デザイン面から分析してみましたが、いかがだったでしょうか。それとも、たこがだった、でしたか?

冗談はさておき、こうやって客観的に自分の作品を見る機会がなかったので、いい経験になりました。これからも、カナ・ノワール堂らしさを追求しつつ、たくさんの方のきっかけになれるようなアクセサリー作りをしていきます

中編では、使われている素材や色について調べていきますので、こうご期待!(って言ったらハードル上がるような気がしてきた……)

きっかけアクセサリーのお店カナ・ノワール堂

音海奏乃

海への扉はこちらからどうぞ(minne Creema Storesjp iichiの順です)↓








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