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最強の誤解。その①


そもそも言語に

“合う合わない”

はず、です。

例えば、日本。赤ちゃんが生まれたら

当たり前に両親は音声日本語で

話しかけます。

周りの人も当たり前に

音声日本語で話しかけます。話します。

やがて赤ちゃんは大きくなり

気がついたら音声日本語が

自然に身につきます。

そこで...


「音声日本語が合わないから
音声ドイツ語に切り替えよう。」

と勝手に決めつける人は

誰ひとりいません。

「音声日本語が合うか合わないかは

人それぞれ」という人にも

遭遇したことはありません。

「音声日本語が合わないから」といって

音声日本語をわざわざ話すのをやめる人も

見たことも会ったこともありません。


(但し発達障害、自閉症など特性のある子は除きます。)

以上、「聞こえる人」の話です。

あまりこういう言葉は使いたくないが

いわゆる、障害のない「健常者」のことです。


では、聞こえない赤ちゃんが生まれると、

不思議なことに、以上の話が

全くもって通用しません。

ひっくり返ります。

次々と矛盾した話が出てきます。

おかしな展開になってしまいます。

まるで計算が合わない、答えが合わない、

という感じです。


聞こえない赤ちゃんだって

聞こえる赤ちゃんと全く同じなのです。

聞こえない人だって

聞こえる人と全く同じなのです。

それがどういうことなのか、

理解できる人はなかなかいないのかもしれません。


つづく


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