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「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読んで。

 東野圭吾さんの作品です。
以前、映画館で観た後にとても素晴らしい作品だったので、本書を買いました。

 過去の世界から届いた悩み相談に対して、現代の少年たちが雑貨店の店主に代わって返事を書き、手紙交換を通じて成長していく話です。

 各章ごとに手紙を出す相手が変わるのですが、各々の抱える悩みは私自身、共感出来るものが多かったです。
作中に出てくる相談内容は私だけではなく、多くの方にも分かるものが多いのではないでしょうか。

 

 誰かが命懸けで守ったものが、別の誰かが引き継いでいく。

過去と現代を手紙が行き来して過去の出来事が現代へと繋がっていく。

 点と点が繋がっていく瞬間は、驚きと感動の連続で、いい意味で裏切られました。


 手紙を通じて悩みを解決していった先に待っているのはどんな結末なのか。

 

 映画館で号泣したのに、読み終わった後は原作の本を読んで涙が止まらなくなりました。

 ふとした時に本書を読み直すこともある、とても素晴らしい作品だと思います。

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