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ブレないが故にブレている

先月、誕生日を迎えた日に、以前通っていたBBT大学というビジネス大学の先輩で、人生の後輩である女の子から

『年々素敵になられてるので、いいなぁと思って見てます。これが大人らしさかは分かりませんが、「かなえさん」に磨きがかかっているのは確かですね!』

『ホントのところにブレがなく見えるからなんでしょうかね…!かっこいい年の重ね方です』

というメッセージをもらった。

ブレてるか
ブレていないか

自分ではよくわからないけれど、でも一つだけ『絶対にコレだけはブラさない!』と決めていることがある

それは

『自分の想いに正直に生きる』

ということ

私の生き方は、一般的な見方をすれば「ブレてる」部類に入るんだと思う

新卒で入った教育業界の会社を5年で辞めて
→アメリカに語学留学
→留学半年の予定を10ヶ月に延長
→帰ってきて職探しもせず数ヶ月ニート
→カメラ関係のアルバイト
→半年ぐらいでやめてフリーランスカメラマン
→一年後正社員カメラマン

↑の間で社会人学生として通っていたBBT大学は、休学→復学→中退。

留学中は「帰ったらもう一度教育業界で働くんだ!」と思って、当時まだそれまで大きな波ではなかったEd techに関して日々知見を深めていたのに、帰ってきた途端全然違うことし始めたし

語学留学までして身につけた英語はほとんど使わない仕事についているし(最近はなんだかんだで仕事内で英語を使うことも多いのだけど)

約2年の間でアルバイター→フリーランス→正社員って!!!!!笑

私がしていることを表面的に追ってみると、まぁ、見事にブレブレだ。笑

でも、そんな私だけど、仲良くさせてもらっている人たちから『ブレた生き方』と言われたことは一度もない

それは、多分、彼らが

『自分の想いに正直に生きる、それだけは譲らない』

と決めている、私の想いの部分を見ていてくれているからなんだと思う

留学先であるボストンから帰ってきて数ヶ月、毎日毎日泣いて暮らしていた数ヶ月があった

*

私は英語が好きで
そして、何よりもボストンという街が大好きだった

ボストンでは「こんな生き方をしたい!」「この人の考え方をもっと学びたい!」と思える、人生のロールモデルになるような人との出会いもあったし

将来のことを話すようなパートナーとの出会いもあった

そんな色々な要素が重なって、私は「ボストンで働きたい!生きていきたい!」そんな想いを強く抱いていた

でも、当時の私は自分に自信がなくて

「こんな私が英語で仕事ができるのか」
「私なんかを雇ってくれる会社があるのか」
「これまでと全く違う環境だし…」
「両親になんて話をするのか…」

と、そんなことを考えて考えて考えては、チャレンジできずにいた

失敗を恐れて動けずにいる毎日
帰国予定日に向けて、時間は着々と過ぎていく

タイムリミットが近づく中で、当時、学校終わりの短い時間、仕事を手伝わせてもらっていた会社は別の地元学生をアルバイトとして雇い、私はお払い箱

大好きなパートナーは、ガンを患ったお父さんの体調が悪化し看病に追われ忙しく、彼自身の転職活動が上手くいかないこともあって鬱々と落ち込み、会う頻度も連絡も減り

私自身、両親がガンになったという連絡があり

私は誰に相談することもなく

「あぁ、もう無理だ」

と自分の夢を諦めた

今思えば、やれることは沢山あった

でも当時の私は、プライドが高いくせに自分に自信がなくて、失敗することに臆病で

パートナーや両親、周りの人々に自分の想いを伝えることも

実際に何か行動を起こすことも
何もできないままに帰国した

ただ、臆病でプライドが高くて動けなかっただけなのに

『予定していた期間も終わったし、何より両親がガンになって、手術をすると言っているので帰ります!』

両親のガン、という体裁のいい綺麗な理由を表にうち立てて

そんな自分に
心底絶望した

心の底からボストンで生きたいと思っていた

心の底から英語で仕事をしたいと思っていた

心の底から大好きな彼と生きたいと思っていた

でも、そんな自分の想いを何一つ叶えることができずに、叶えるための何かをすることもせずにただ帰国した

自分の体裁を守るために
綺麗な理由だけ表に出して

なんて惨めで
格好悪くて
情けない自分

毎日苦しくて
帰国して数ヶ月は毎日泣いて過ごした

今でも、この時のことを人に話すと涙が出る

でも、そんな経験があったからこそ私は

『自分の想いに正直に生きる』

という理想の生き方を見つけることができた。

たとえ、周りの人に何を言われようと、傷を負うことがあったとしても、自分だけは自分にとって、望みを絶対にかなえてくれる騎士のような存在であり、何があっても裏切らない仲間のような存在になる

そうなると決めて
そこだけはブラさずに生きている

その結果、実際にやっていることは、はたから見るとブレまくりの生き方になっているかもしれないけど。笑

自分の想いに正直に生きる

そんなブレない思いがあるからこそ、ブレまくりな生き方をしている私です

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