リビジョンコラム④

 今回は前回に引き続き楽曲の話をしていこうと思う。前回は“ネタ曲“について触れたが今回は“恋愛ソング“について触れていく。

 ReVision of Senceの公式YouTubeチャンネルで75万回再生された楽曲"口紅”、42万回再生された”嫌いにさせてよ”はいずれも恋愛ソングである。(両曲とも記事公開時点の再生回数)

 なぜこのような恋愛ソングが再生回数の上位にきているのか。

 口紅は"別れたくなかった人と離れる決断をした人”へ向けた曲である。MVでは河井と女優の椎木くるみが一つの部屋の中でタイトルの”口紅”をヒントに関係を変えていく様子が描かれている。動画のコメント欄には同じような経験をした人からの共感のコメントが数多く寄せられている。

 嫌いにさせてよは”失恋して忘れられない人がいる人”へ向けた曲。こちらも口紅同様、MVに女優が登場する。こちらには楠ろあが出演している。
 嫌いにさせてよもコメント欄には共感のコメントが数多く寄せられている。

 このように、この2曲は”失恋”ソングであることが多くの人の共感を呼び、拡散され、再生回数が大きく伸びたと思われる。MVに女優を起用し、楽曲の世界観を伝わりやすくしたことも共感と拡散の要因であると言える。

 失恋をした時に音楽に救われる人は多いという話をよく耳にするが、それをこの2曲が表している。ReVision of Sence はただ面白くて楽しいだけではない。時に、聴く人に寄り添ってくれる楽曲を意外なことに数多く持っている。それは恋愛ソングに限ったことではない。恋愛以外でも辛い時や苦しい時に聴く人に寄り添い、勇気を出させてくれる曲がたくさんある。そのような楽曲の存在は、彼らの個性的なアーティスト写真のビジュアルからは想像がつかないが、そのギャップもまた多くの人が惹かれる理由の一つだろう。

 ”恋愛”については河井がYouTubeで日々語っているのでそれについてもいずれ触れていきたいと思う。恋愛ソングの歌詞の内容が河井の実体験を元に書かれているのかどうかは明かされていないが、自らの恋愛経験が少なからず影響されていると思う。なぜ、恋愛ソングは女性目線のものが多いのかも明かされてはいない。しかし、ロックな他の楽曲と対照的でバンドの楽曲に幅広さが出ているのは魅力的であると言える。同じような曲ばかりでは人気は出ない。その辺を河井は良く理解しているのだろう。売れたい人の考えることは違う。

奏歩


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