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[工芸の五月2023]松本市旧司祭館「旧司祭館が伝えたもの~建物とフランス文化」


松本城から北に10分ほど歩いたところに、国宝・旧開智学校があります。今は修理のため、旧開智は閉館していますが、そのお隣に佇む美しいブルーの建物をご存知ですか?


旧司祭館。松本市に滞在したフランス外国宣教会の司祭たちが、滞在した住まいです。元々は、少し西側にある松本カトリック教会の近くにありましたが、現在は移築され、県宝となっています。

石の階段をトントンと上がると、日本家屋ではなかなか見ない、小さな部屋が並んでいます。ちいさな暖炉を囲むにはちょうど良い、心地のよい空間です。


一番おすすめしたいのは、北側にあるベランダです。わざわざフランスから取り寄せたという、光を和らげるような歪みのあるガラスが敷き詰められ、床に映し出される光の形も、ゆらゆらと表情を変えます。

その司祭館では工芸の五月にあわせ、「旧司祭館が伝えたもの~建物とフランス文化」という展示が始まっています。松本市街から少し足を伸ばして、フランスの風を感じてみませんか?

ちなみに、お隣の市民図書館でも、工芸の五月に連動して選書が行われています。併せて訪れてみるのも良いかもしれません。


(T.N)


松本市旧司祭館「信州大学人文学部連携企画 旧司祭館が 伝えたものー建物とフランス文化」
会場:長野県宝 松本市旧司祭館(松本市開智 2-6-24)
会期:2023/05/20(土)~07/02(日)
開催時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)


↓松本市旧司祭館についてはコチラ

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