松本駅とあがたの森公園を結ぶ大通り沿い、まつもと市民芸術館のすぐそばにある書店兼喫茶。
この栞日の二階にあるギャラリーの二階において、デザイナー、イラストレーターとして活動する小林萌さんのブランドvent de moeの展示会が行われている。2018年以降（2021年を除き）ほぼ毎年初夏にこのイベントは行われてきた。

お店に入り、奥にある少し急な階段を上った先にギャラリースペースがある。

黒や茶色を基調とした落ち着いた雰囲気の店内とはうって変わり、異なる空間であると感じさせられるギャラリー。
夏に似合う色を基本にデザインされた扇子やスカーフ、ハンカチ。薄く差し込む日光も相まって淡い雰囲気を感じた。

最近、やっと描くこと、つくることが
身体に内在された感覚に出会うことができて、
風がその扉を誘い、すうっと開けてくれるようになった.
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すぐに消えてしまいそうだったり、
思い出せないダイアログのつみかさなりで、
私たちはきっとできていることを信じて
この夏は、小さなダイアログを絵で描くこと、
対話のメモリーを繋ぎ合わせて描きました.

これは、制作者である小林萌さんのこの展示に向けてのことば。
このことばを読んでから彼女の作品を見る誰かは何を感じるのだろうか。

展示期間は2023/05/20（土）～06/04（日）となっている。栞日では、と「ちいさな声に眼をこらす」をテーマに選ばれた本と飲食物を楽しむことができる。
本格的な夏が見えてきたこの季節に、是非とも訪れてみてほしい。
（M.D)

vent de moe 2023 summer exhibition pale dialogue

会場：栞日
会期　2023/05/20（土）～06/04（日）
営業時間　7:00～20:00（定休日　水曜）

栞日

小林萌さん・vent de moe

工芸の五月　ホームページ