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【産婦人科のリハビリ日記】#26. 産後の尾骨痛と骨盤のアライメント

あいかわらず産婦人科でリハビリしていても
「整体はどういうところに行ったらいいですか?」
「骨盤矯正は行かないとまずいですか?」と聞かれます。

みんな不安を抱えながら
どこに行ったらいいのかわからず
迷っているんだなぁと思うと
情報発信ってやっぱり大事だなってますます感じる昨今です。


■産後の尾骨痛の方が多い

臨床の不思議なところなんですけど
なんか同じような方がよく来るターンがあるんですよね。
これ、本当にただの偶然だと思うんですが
すごくいつも不思議に感じています。

今は、尾骨痛のターンのようで、
なんか立て続けに尾骨痛の対応をしていました。


■なぜ尾骨が痛くなる?

尾骨痛の主訴って産前産後に多いんですが
評価していると、
尾骨周辺が痛いと感じる方には
仙骨のアライメントが悪い方が多いです。
(前額面と水平面で回旋してる方が多いかも)

骨盤内ねじれと言うんですかね、
片方の寛骨が前傾していたり内旋していたり...
元々そのポテンシャルがあった方が
妊娠による靭帯弛緩で
より顕著に出る
のもあるかと思うんですが

それプラス座位姿勢によるもの
大きいかと感じます。


なんとなく、妊婦さんって
椅子の背もたれにドーーーンって座る方が多くて
「それが楽な姿勢」と勘違いして
認識している方が多いような気がするんですよね。


思いっきり骨盤後傾位で
ちょうど尾骨周辺を座面にしていたら
圧迫もされて、そりゃ痛いです...


■骨盤底筋の動きにも関わる

骨盤底筋の中にも含まれて言われることもある
尾骨筋というのがあるんですが
直接的にはこれがすごくキーワードだと感じていて

寛骨のアライメント不良

仙骨のアライメント不良

尾骨筋の左右差

っていう感じにつながってくるのもあって、
主訴として骨盤底の症状はなくても
恥ずかしくて言えないってこともある!!)
評価してみると実は骨盤底筋が動かせてないっていう方も
結構いらっしゃったりするんですよね...

そうなると、悪循環なんですよねーーー


骨盤底筋って排尿排便のコントロールをするだけじゃなくて
骨盤の安定化にも関連している部分なので
適切に骨盤底筋の収縮ができていないっていうことは
より骨盤の不安定性を招くことにもなりますし...

っていうことで
結局は骨盤のアライメント修正と
骨盤底筋の収縮と
座位姿勢の指導と
っていう感じで色々お伝えすることが多くなったりします。


ただ、この辺って部位としてすごくデリケート...
産婦人科の中とは言え、リハビリ的な介入とは言え、
こちら側が慣れてしまわないように
尾骨周辺や骨盤底に関わる際は
その辺りにすごーーーく気を使いながら接しています。

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