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夫婦間の「暑い」「寒い」論争の果て


夫婦で「暑い」「寒い」が違うとなかなか大変だな、と思う。


夫はかなりの寒がりだ。

4月末の今でも、湯たんぽを使っている。(かわいい)

冬の間は脱衣室にも必ずヒーターをつけるし、薪ストーブをガンガン焚いて逆に暑くない?って時も平気そうだし、春も窓を開けると寒そうなので閉めたがるし、夏もクーラーはあまり使わなくて汗かいててもその方が快適そう。

いつも、あったかいところに住みたいと言っている。



私は多分、、、めちゃくちゃ寒がりでもないし、めちゃくちゃ暑がりでもない。

(と思うけど、夫からすると暑がりに見えているかも)


空気を入れ替えたいから窓開けたいなとか、部屋が乾燥しすぎてるから加湿器強くしたり他の部屋も開けっぱなしにしたいとか、灯油入れるの面倒だから少々寒くてもヒーター使わないとか、暑い寒いそのものの現象よりは、それ以上に全体の「暮らしやすさ」や「めんどくさくない方法」を優先する傾向がある。


例えば。

・春や秋は窓開けっぱなしにすること

私にとっては多少暑くても寒くても風が通ることの気持ちよさを優先したいが、夫は暑いなら閉めてクーラー、寒いなら閉めてヒーターと、家の中の温度に関してを優先する。


・脱衣所に石油ファンヒーターを置くこと

私にとっては、家全体がそんなに寒くない(薪ストーブ)ので、脱衣所も開けっ放しにしておけばそこそこ温度が保たれる。なのでヒーターは邪魔だし灯油買うのも面倒だしなくてもいいな・・・・と思うけど、夫はヒートショックで自分が死ぬのも私が死ぬのも嫌だと言って(笑)、2畳ほどの空間をガンガン温めておく。


・湯たんぽを使うこと

私は、これまた部屋が薪ストーブで十分暖かいと感じるので湯たんぽは使ったことがない。確かに足元はあった方がいいかもな、と思うけど、毎日お湯を沸かしていれる、朝にはお湯を抜いて乾かす、という手間が面倒。夫はその面倒も厭わずに、ほぼ半年間くらい使い続けている。


・部屋のドアを開けっぱなしにすること

実家では、「ドアは閉めるもの」という教えがあったので基本的に出入りのたびにドアを閉めていたけれど、正直めんどくさくてずっと疑問に思っていた。できればドアのない家に住みたいし、全部が空気が一定の温度であればいいな、という考えだったので、今でも基本的に開けっ放しにしている。ただ、夫はきちんと部屋の空気の温度を保ちたいため、常に攻防戦になる。ネコがしょっちゅうドアを開けてやってくるのだけど、毎回律儀に夫は閉めている、すごい。


そうかこれ、書いてて気づいたけど、暑い寒いだけじゃなくて、「快適だと思う基準が違う」から、体感温度が同じだったとしても何を優先するかが変わるのか。


夫は、そもそも整理整頓好きで、丁寧で、面倒なことも厭わない、毎日せかせかと細かく動いている。(最高にありがとうございます)

夫の使うものは長持ちするし、綺麗な状態が保てているし、工夫が随所に見られる。

よくいえば丁寧、悪くいえば細かい。


私は、面倒なことが嫌いで、少々雑でもその場が効率よく乗り切れれば良くて、それよりも全体最適というかここを犠牲にしても概ねオッケーくらいの気持ちで生きている。

よくいえば大胆、悪くいえば雑。


このバランスが多分実は絶妙で、お互い「私ならこうするのに」とは思うものの「まあ人間はそれぞれ違うんだから」と理解できているから喧嘩にはならない。(小競り合いは少々)

全く同じようなスタイルの2人でも辛いだろうな。

細かい同士だと、細かいポイントがずれてたら地獄。

雑同士だと、家がどんどん荒れそう。


今日も私は、

(この空気感、温度、風の感じ・・・これなら窓開けっぱなしにしても許されるかな?どうかな?)

なんて、若干の空気を読みつつ、しれっと窓を開けてみる。


しれっと閉められることももちろんあるけど、よかった、今日は開けてても大丈夫みたい。

春だ〜!


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