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子宮全摘術入院を振り返って➁

〜子宮筋腫 腹腔鏡下子宮全摘術の記録・番外編〜

☑︎患者になって感じたこと

病院
当たり前のことだが、沢山の人が働いており、さまざま設備が整っている。
安全な環境で高度医療が安心して受けられる。

病棟スタッフ
食事配膳、清掃、が定期的に病室に来るが、カーテンを開ける前に声をかけてくれたり、音を立てない配慮ある仕事ぶり。

病棟看護師
大学病院の病棟担当看護師達は見た目に20〜30代が多い。
医師の指示の元淡々と業務を行っており、集中を求められる処置もしながら記録もしナースコール対応をし(気分転換に看護師同士おしゃべりすることはある)業務で手一杯のように感じられる。

手術チーム
主治医をはじめチームメンバーは見た目に30〜40代で、手術準備までの手際の良さ、説明と同意の徹底、緊張感ある手術室でそれぞれが役割を手際よくこなし、患者への配慮もあり、プロ意識の高さを感じた。
担当した麻酔科医は無表情で感情が見えない印象を受けた。感情を排除して患者と向き合ってるような感じがあった。


☑︎患者になって分かったこと

痛み
術後の痛みにはいろんな部位でそれぞれの痛みがあり、初めての痛みに対しては、麻酔や痛み止めで和らげられていると、こういうものかと耐えてしまう。
麻酔で痛みを抑えているのにやっとでも動けてしまうと頭では我慢できると認識し、身体に無理をさせてしまっていた。
微熱や腫れがあり身体は辛い状態を表していて痛い状態なのだから我慢せず痛み止めを使うようにとドクターに注意された。

体臭
術後からシャワーが浴びれるようになるまで、痛みなどで脂汗が出るので、特に頭皮のベトつきと臭いが気になる。
ウエットシートでこまめに拭いたが取りきれない。

声枯れ
手術で酸素マスクをした影響で、喉の乾燥と声枯れになる。知人が手術を受けた際退院後もしばらく声枯れが続いていた。
私は喉飴、こまめな水分摂取やうがいと対策をしたところ2日位で改善した。


☑︎腹腔鏡下子宮全摘術の影響

•傷が小さく負担が少ないとはいえ、身体にメスを入れ遺物を挿入する。
当然、術後痛みは出る。その他色々不調も出てくる。

•腹腔鏡手術のために体内にガスを注入するが、抜けきれず残ったガスが体内にある間は、肋骨周辺に刺すような痛みが出て辛い。

•臓器を摘出したことによる他の臓器への影響も暫く続く。
排尿時の下腹部痛、便意を催す時の刺すような痛みは暫く残る。

食べれること、尿や便がきちんと出ること、夜眠れること、が当たり前である日々に感謝。

日頃から身体を大事にすることが大切。


☑︎入院生活心得

•大学病院だったこともあり担当看護師は毎日そして1日2回変わる。

•ナースコールを押した時に、担当看護師が来るとは限らず、担当看護師であっても情報共有されていないことが多々ある。

•医師の指示があってから看護師が対応するので、看護師に何か症状を訴えた場合、半日ぐらい時間が経って対策が取られたりと、タイムラグがある。

•入院案内時の説明と、病棟で、また看護師によって言うことが違う。患者として、しおりを読んだりルールは守っていても、新型コロナウイルス感染予防の為の変更も確認していても、病棟のパントリー使用に制限があるとか、行動範囲も同階であっても病棟の移動制限があることを入院中に知らされることがある。

•病棟の飲料自動販売機は当然割高。例えば缶コーヒーが160円。また、種類が限られる。飲食にこだわりのある場合はなるべく持参するのが良い。

•ナースコールを押して来てもらうのは憚られる雰囲気。
担当看護師によって、入院生活の精神的な過ごし易さが変わる。

私が入院した時は一人だけ、患者の些細な要求に快く応じてくれた看護師がいた。微熱があるからとアイスノンを持ってきたり、掛け布団は暑いだろうからとタオルケットを持ってきてくれたり、尿カテーテルのバックを点滴ポールに下げて歩行練習してると、カバーをかけに駆けつけてくれたり、患者に寄り添い行動していた。
私のわがままで日課のお湯を飲みたくて、患者はパントリー利用ができない為看護師にお湯を依頼したが、その看護師だけが温かいお湯を持ってきてくれた。
それ以外の看護師は温まっていない冷めた湯を入れてきたり、「パントリー使用は禁止です」と嘘をつかれ断られたりした

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